ガンのことを知ろう

肝臓ガン

肝臓ガン

他の部位からの転移が多い肝臓ガン

肝臓ガンには、原発性肝臓ガンと転移性肝臓ガンがある。原発性肝臓ガンのほぼ9割は、肝細胞と肝内胆管(肝臓内の胆管)に発生する。肝臓ガンの特徴は、他の臓器からの転移によっておこることが多い。肝臓ガンの9割は転移性肝臓ガンである。

【肝細胞ガン】

C型肝炎、B型肝炎、アルコールの多飲は肝臓ガンのリスクを高くする。C型、B型のウイルス性肝炎は、20年~30年かけて肝硬変、肝臓ガンへと進行していく。

【肝内胆管ガン(胆管細胞ガン)】

胆管は肝臓でつくられた胆汁を十二指腸に送る輸送管である。肝臓の内部にある胆管を肝内胆管と呼び、肝臓の外にある胆管を肝外胆管と呼ぶ。肝内胆管ガンはウイルス性肝炎と関係なくできる。

【転移性肝臓ガン】

肝臓にガンが転移しやすり臓器は、胃、胆嚢・胆管、膵臓、大腸、肺である。乳ガン、卵巣ガンから転移することもある。胃、小腸、大腸からダイレクトに血液が流れ込む門脈という静脈を介して転移することが多い。

【肝臓ガンの症状】

肝臓は異常がおきても症状が出にくいので「沈黙の臓器」と呼ばれている。肝臓ガンは発生初期には、ほとんど症状がでない。特に慢性のウイルス性肝炎を患っていると、症状が判別しにくい。疲れやすい、倦怠感、身体がだるい、腹痛、食欲不振、お腹の張り、発熱、黄疸、かゆみ、腹水、低アルブミン血症、食道静脈瘤、消化管出血などである。

【肝臓ガンの検査】

肝臓ガンは、血液検査と画像診断で調べることができる。血液検査は肝機能の値と腫瘍マーカー(アルファフェトプロテイン)の値をチェックする。疑わしい場合は、CT検査、超音波検査を実施し、それでも確定できないなら細胞の一部を採取して調べる生検が行われる。

【肝細胞ガンの病期(進行度)】

肝細胞ガンは、原発性肝癌取扱い規約に基づき、T(ガンの深達度=大きさ)、N(リンパ節への転移)、M(他の臓器への遠隔転移)の条件によって分類される。

■肝臓ガン病期(ステージ)Ⅰ
T=(a)ガン細胞が1個 (b)直径2cm以下 (c)脈管へ侵襲 の3項目いずれも充たすもの
N=リンパ節転移なし
M=遠隔転移なし

■肝臓ガン病期(ステージ)Ⅱ
T=(a)、(b)、 (c)のうち2項目を充たすもの
N=リンパ節転移なし
M=遠隔転移なし

■肝臓ガン病期(ステージ)Ⅲ
T=(a)、(b)、 (c)のうち1項目を充たすもの
N=リンパ節転移なし
M=遠隔転移なし

■肝臓ガン病期(ステージ)ⅣA
2パターンある
T=(a)、(b)、 (c)いずれも該当しない
N=リンパ節転移なし
M=遠隔転移なし

T=(a)、(b)、 (c)のうち1項目以上を充たす
N=リンパ節転移あり
M=遠隔転移なし

■肝臓ガン病期(ステージ)ⅣB
T=(a)、(b)、 (c)いずれも該当しない、もしくは1項目以上を充たす
N=リンパ節転移なし、もしくは、リンパ節転移あり
M=遠隔転移あり
(遠隔転移があればT、Nがどの条件でもⅣBになる)

【肝臓ガンの治療】

■肝細胞ガンの治療
1.手術
部位、進行度、全身状態などで適用かどうか判断する。とくに、腹水、血清総ビリルビン値、インドシアニングリーン値(ICG)に異常がなければ広範囲に肝臓を切除しやすい。(ビリルビン値が高いと、肝細胞ガン、肝硬変、閉塞性黄疸が疑われる) 肝臓ガンの手術は難しく、高度な技術が要求される。社会復帰までは2~3年かかる。肝臓ガン手術後の再発は早いので経過観察に注意する。

2.エタノール注入療法(PEIT)
画像を見ながら肝臓ガン細胞に針を刺して、100%エタノール液(純粋アルコール、無水アルコール)を注入し肝臓ガン細胞を壊死させる療法。ガンの大きさ3cm以下、ガンの個数3個以下が対象となる。

3.肝動脈塞栓術(TAE)
カテーテルを肝臓ガンに栄養と酸素を供給している肝動脈内に挿入し、ゼラチン・スポンジで塞いでしまう療法。ゼラチン・スポンジに抗ガン剤をしみ込ませ、肝臓ガン細胞に放出する応用法もある。

4.その他
ラジオ波焼灼術、マイクロ波凝固療法

■肝内胆管ガン(胆管細胞ガン)の治療
手術による切除。

■転移性肝臓ガンの治療
手術による切除、エタノール注入療法、ラジオ波焼灼術、マイクロ波凝固療法、抗ガン剤。

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