米国の研究で、前立腺ガンになりやすい体質の男性にとって、魚やナッツ類を多くした健康的な食事を取るかどうかが、生と死を分ける重要なカギであることが明らかになった。
米国立衛生研究所が行ったハツカネズミを使った研究によって、食物の中に含まれるオメガ3脂肪酸が、遺伝子的に前立腺ガンを発症しやすい男性の予防に大きな効果を発揮するとの結果が出た。
前立腺に腫瘍が生じるように遺伝子操作をしたハツカネズミの一群に、生まれたときからオメガ3脂肪酸を多く含むえさを与えて飼育したところ、そのようなえさを与えられなかったグループより腫瘍の発生がずっと少なく、生存期間も長かった。
高度のオメガ3脂肪酸を含むえさを与えたグループでは生存率は60%、低度のオメガ3脂肪酸のグループでは同10%、また野菜油に含まれる不飽和脂肪酸のオメガ6を多く与えたグループでは同0%だった。遺伝子操作をしない通常のハツカネズミは、えさの種類にかかわらず、すべてが生き残った。
オメガ3脂肪酸は、サケ、マグロ、イワシ、サバ、肝油、西洋クルミ、亜麻の種子などに多く含まれている。研究を行った科学者は、「食事によって明暗が分かれることは、この結果からみて明らかだ。食事を健康なものに変えるかどうかが生死を分けるともいえるだろう」と述べている。
研究結果は、クリニカル・インベスティゲーション誌(電子版)に発表された。



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