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生活習慣の改善が癌(ガン)遺伝子を変える・・・前立腺ガン患者の研究
(nikkei net 2008/06/26)

 癌(ガン)リスクは必ずしも遺伝子だけで決まるわけではないことが新しい研究で示され、米国科学アカデミー発行の「Proceedings of the National Academy of Science(PNAS)」オンライン版に6月16日掲載された(印刷版は6月17日号に掲載)。研究を率いた米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)予防医学研究所長のDean Ornish博士は「人はよく『遺伝子がすべて。自分にできることは何もない』などと言うが、実際にはできることがたくさんある」と述べている。

過去の疫学的研究から、植物性の低脂肪食を多く摂る地域では前立腺癌の発症率が有意に低いことがわかっていた。Ornish氏らはまず、食事と生活習慣を変えることによって、早期前立腺癌患者のPSA(前立腺特異抗原)が減少するかどうかを検討した。2005年9月、同氏らは生活習慣の改善により早期前立腺癌の男性のPSA値が4%低下したのに対して、対照群では6%増大したと報告した。

今回の研究は、この変化の背景にあるメカニズムを解明しようとデザインされたもの。被験者は早期前立腺癌と診断された男性30人で、大部分が白人であり(84%)、平均年齢は62.3歳、平均PSA値は4.8ng(ナノグラム)/ml(一般に、4.0ng/ml以下が正常とされる)、グリソン(Gleason)スコア(癌の重症度を示す別の指標)は平均6であった。いずれの被験者も外科手術、ホルモン療法ないし放射線療法を拒否しており、腫瘍は定期的に監視されていた。


生活改善はまず3日間の宿泊治療を行い、その後、毎週の電話相談および週1時間のグループサポート集会を実施。被験者には脂肪由来のカロリーを10%含む植物性食品主体の食事を摂るよう指導したほか、1日30分、週6日のウォーキング、1日60分のストレス管理を実施するよう指示。さらに、大豆製品、魚油3g、ビタミンE100単位、セレン200mg、ビタミンC 2gを毎日摂取させた。

3カ月後に採取した検体の遺伝子発現をベースライン(研究開始時)検体と比較した結果、500を超える遺伝子に好ましい変化がみられることが判明。「年齢が若く、疾患が軽度であるほど大きな改善がみられるようだが、遵守(adherence)状況による影響に比べれば年齢や重症度の影響は小さかった」とOrnish氏はいう。この知見から、健康のために生活習慣を改めるのに遅すぎることはないことが示されたといえる。

別の専門家は、遺伝子発現に変化がみられたからといって癌リスクに影響があるのかどうかはまだわからないと指摘し、被験者の長期にわたる追跡が望まれると述べている。

原文[2008年6月17日/HealthDay News]

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