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ガンのことを知ろう

前立腺ガン

前立腺ガン 報道トピックス

前立腺がん 生活習慣病の認識を
(東京新聞 2011/01/11)

男性のがんの中で、患者数が急増している前立腺がん。早期発見に有効とされるPSA(前立腺特異抗原)検査を含む検診は普及してきたが、受診率はまだ低調だ。増え続ける背景には、欧米化する食生活など、生活習慣との関連も指摘されている。

泌尿器の中で、膀胱(ぼうこう)の下に尿道を囲むように位置する前立腺は、性機能と排尿機能の両方に関わる男性特有の臓器。クルミの実程度の大きさだ。

国内初の「メンズヘルス外来」を設けている帝京大医学部泌尿器科(東京都板橋区)の堀江重郎教授(50)は、前立腺がん患者の急増に警鐘を鳴らす。

がん・統計白書などによると、患者数は2000年の約2万3000人に対し、2020年には3.4倍の約8万人に増え、肺がんに次ぐ男性がんの二位になると予測されている。死亡者数の将来予測でも、2020年には約2万1000人と、2000年(約7500人)の2.8倍に増えるとみられる。

低年齢化も指摘されている。1980年には70代からの発症が目立ったが、2000年に入ると50代からが増え、40代の患者も。治療後の合併症として尿失禁や勃起障害(ED)を生じることが多く、患者の日常生活に支障を来す。

前立腺がんの患者が多い国として、ニュージーランド、豪州、米国などが挙げられる。いずれも乳製品や脂肪の多い肉食中心の食生活が背景にあるとみられ、「高脂肪食、動物性タンパク質は前立腺がんを促進する因子」と堀江教授。

一方、欧州でもイタリアやスペインは比較的罹患(りかん)率が低く、日本はさらに低い。イタリアはトマトによる予防効果が、日本は大豆に含まれるイソフラボン摂取など和食との関連が指摘される。

ほかに抑制効果があるとされる食品は、緑茶に含まれるカテキン、カレーやウコンに含まれるクルクミンなど。前立腺に疾患があると血液中に分泌されるPSAの数値が、イソフラボンとクルクミンの摂取でどう変化するか、堀江教授らが調べた結果、5割程度減少した。

米国では、食事だけでなく、生活習慣の変化ががんに及ぼす影響を調べた調査もある。

緑黄色野菜と魚中心の食生活に、一日30分のウオーキングを週6日行う有酸素運動やストレスの少ない生活を二年間続けたところ、がんの進行を遅らせることも分かった。「特に前立腺がんは、生活習慣病として捉える必要がある」と堀江教授は話す。

そもそも、がんの原因は遺伝子異常だが、遺伝子に傷が付くのは、炎症と酸化ストレスによることが分かっている。これは、動脈硬化や糖尿病、脳梗塞など、他の生活習慣病にも当てはまる。

酸化ストレスとは、体の“さび”の原因となる、たばこや紫外線などの「活性酸素」が体内に蓄積されていき、酸化と抗酸化のバランスが崩れた状態をいう。

健常な体であれば、活性酸素を除去しながら酸化ストレスにもうまく対処できるが、交感神経の緊張状態や、肥満、喫煙などにより酸化ストレスが高い状態が続くと、老化やがん、生活習慣病を引き起こす。

活性酸素の消去には、緑黄色野菜や果物の摂取が有効。生活習慣では、運動だけでなく、温泉に入る、音楽を聴く、笑うといった行為でリラックスできる状態を保ち、交感神経を緩め、副交感神経を高める工夫をしたい。

堀江教授は「早期に発見でき、転移がなければ5年生存率は、ほぼ100%に近い。他の部位に比べ、がん細胞の発生から発症までの期間も長い」とし、特に50歳を過ぎたら、PSA検査を含むがん検診を受けるよう呼び掛けている。



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