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前立腺ガン

前立腺ガン 報道トピック

前立腺がん治療の合併症 悩める性機能障害
東京新聞 2013/07/16)
前立腺がん治療の合併症で起きる勃起障害(ED)などの性機能障害。手術後に性交渉ができなくなった患者の中には、男性としての自尊心が傷ついたり、ストレスをためたりする人もいる。薬やリハビリで機能を回復させる治療や研究が進む一方、心の専門家からは「パートナーの女性との相互理解を深めるきっかけに」との声も上がる。

「体が元気になってくると、(勃起しないことに)抵抗も出てくる。人間として、これでいいのかと」

六月に岐阜市の岐阜県総合医療センターで開かれた、前立腺がん患者のおしゃべり会。昨夏に前立腺を摘出した男性(73)は、手術後から全く勃起しなくなったことを告白した。

手術前、主治医から説明は受けていたが、「性機能か命かと言われれば、命をとる」。だが、体が回復するにつれ、性欲はあるのに体が全く反応しないことに、気持ちが沈んだ。同世代の妻は男性の健康は気遣うが、性機能を失ったことは何も言わないという。

センターが毎年度、がん患者や家族を対象に開いているセミナーの一環で、今回のテーマは「前立腺がんと性」。手術や勃起障害の治療法について専門家らが講演し、県内外の約五十人が聴講した。

前立腺は、クルミの実ほどの大きさの男性特有の臓器。膀胱(ぼうこう)の下に尿道を囲むようにあり、性機能と排尿機能の両方に関わる。

前立腺がんの治療は主に、手術で前立腺を精のうごと摘出▽放射線▽男性ホルモンの分泌を抑える-の三つ。いずれも、勃起障害は起きる恐れがある。

男性器の勃起は、性的な興奮や刺激などで、陰茎海綿体に血液が流入することで起きる。関係する神経や血管が前立腺のすぐ脇を通っており、手術や放射線照射で傷つけられたり、切断されたりすると、術後に勃起や射精ができなくなる。

男性機能障害に詳しい中部労災病院(名古屋市港区)泌尿器科の小谷俊一部長によると、中でも手術では、がんを取り残さないよう、神経を含めて切除することが多く、高い確率で勃起障害が起きる。ごく初期のがんに限り、神経を温存する手術法もあるが、高度な技術が必要。この手術法でも勃起障害を完全には避けられない。

前立腺がんは五十代以降に増える。同病院では性機能障害専門の外来があり、六十代~七十代の初診患者も少なくないという。

神経が切除されていると、機能回復は難しい。そうした場合には、陰茎内の圧力を外部より低くして、血液を流入させる「陰圧式」の補助器具を使い、性交渉前に人工的に勃起状態を作り出す方法がある。陰茎海綿体に血管拡張剤を注射する方法もあるが、日本では、まだ治験段階。同病院では二十三人に治験し、十七人で有効だった。

神経が残っている場合、性交渉とは無関係にバイアグラなどのED治療薬を医師の処方で定期的に服用し徐々に機能を取り戻す治療法や、毎日、陰圧式の勃起補助具を使って陰茎をトレーニングする方法もある。

放射線やホルモン療法による合併症の場合も薬物、勃起補助具を使った治療が中心だ。

一方、性のあり方をめぐっては妻らパートナーの意向も大切だ。岐阜県総合医療センターの臨床心理士で、夫婦や家族関係のカウンセリングが専門の鈴木美砂子さん(52)は「前立腺がんを発症する年代の妻らは更年期を迎え、心身の変化を経験する時期。夫の健康は気遣いながらも、性交渉がなくなることに安堵(あんど)している場合や、夫の健康状態によっては、性交渉を持つことに心配もあるかもしれない」と指摘。

「パートナーの体や性に対する姿勢に関心を持ち、これからの人生を二人でどのように歩んでいくのかを考え、お互いを思いやるきっかけになれば」と話す。





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