
医学誌「Medhical Tribune」にも掲載された研究によると、乳ガンは手術日によって生存率に差がでるとのこと。手術後の経過の良し悪し、再発率に手術をした日が関係するとは、なんとも神秘的な話ですが、イギリスの研究者が発表しています。
この研究は、「生きがい療法」で有名な、すばるクリニック院長 伊丹仁朗先生が著書「ガン医療のスキマ30の可能性」(三五館)で紹介されています。
その概要は、『乳ガンの術後の経過が良いのは、卵胞期(らんほうき:月経周期の前半)より、黄体期(おうたいき:排卵後の後半)に手術をしたケースである』というものです。
◆サード博士の研究
乳ガン手術を受けた96人の10年後の非再発率(再発しなかった人の割合)
卵胞期に手術を受けた人:40%
黄体期に手術を受けた人:72%
◆フェンティマ博士の研究
乳ガン手術を受けた112人の10年後の生存率
卵胞期に手術を受けた人:45%
黄体期に手術を受けた人:75%
同書では、このような差が生じることを以下二つの理由が考えられると述べています。
1.卵胞期に多く分泌される女性ホルモン(エストロゲン)が、手術で血液中に流れ出た乳ガンの細胞を刺激し活発にさせてしまう。
2.排卵時(卵胞期の終わりに起こる)には、受精を促すため免疫力が抑制される。(精子を異物として攻撃しないように)・・・イギリスの研究によると、卵胞期にはNK細胞の活性が低下し、黄体期にはNK細胞の活性が回復すると報告されている。
ということで、閉経前の女性が乳ガン手術を受けるなら、黄体期が吉日のようです。
詳しくは、「ガン医療のスキマ30の可能性」(三五館)を参考にしてください。
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