ガン患者さんのご家族や親しい方へ

ガンに克つ10ヶ条(家族編)

(9)うつ病を見逃さない

うつ病を放置しておくと、ガンの病状を悪化させたり、回復を遅らせることにもなります

うつ病は、精神疾患のなかでもポピュラーな病気です。WHO(世界保健機関)の統計では、全人口の3~5%の有病率と報告されています。うつ病は軽い症状(心のカゼ)まで含めると、日本人が生涯に一度でもうつ病に罹る率は15%ともいわれています。

しかし、ガンなどの身体の病気を持っている人が、うつ病に罹る率は10~30%と高くなります。とくにガンの場合は、強いストレス、不安感、絶望感、喪失感を伴いがちな病気のため、うつ病、うつ傾向になるケースは少なくありません。うつ病を放置しておくと、ガンの病状を悪化させたり、回復を遅らせることにもなります。

うつ病は、本人がすすんで訴えることが少ない。また、周囲からは、ガンのため気分が落ち込んでいるとみられがちで、医師や看護師でも見逃してしまうことがあります。

ガン患者さんの身近にいるご家族の方も、次のような《うつ病の特徴》を把握して、兆候が見られたら早めに主治医に相談してください。

《うつ病の特徴》
「がんなどの身体疾患が誘発する うつ病の早期発見と心のケア」医学芸術社 より引用

1.抑うつ気分
いわゆる「嫌な気分」「暗い、憂うつな気分」で、普通なら気分転換になるような楽しいこと、好きなことをしても、いっこうに気が晴れない。

2.意欲・興味や喜びの喪失(低下)
日常のすべてのことに全然興味が沸かず(何もする気になれず)、本来なら楽しいはずのこともつまらなく感じる状態のこと。例えば、新聞を読む気にもなれない、テレビも見たくない、お化粧もしたくない、人にも会いたくない。

3.食欲の変化と、それに伴う体重の変化
「何も食べたくなくて、その結果、やせる」というのが一般的であるが、逆の場合もある。

4.睡眠障害
「眠れない。朝早く目が覚めてしまう」というのが一般的であるが、逆に「寝てばかり」ということもある。

5.焦燥または制止
焦燥というのは、いらいらして落ち着かないこと。制止というのは、逆に動作や会話の反応、発語が非常に遅くなることを指す。この項目は、他者から見て容易に分かる特徴である。

6.疲労亢進または気力減退
体がだるく、疲れやすい

7.自信喪失、不合理な自責感または不適切な罪責感
自分の人生は何もいいことがなかった、自分は駄目な人間だなどと考えたり、みんなに迷惑ばかりかけていると自分を責める。

8.思考力・集中力の減退や、優柔不断
考えが停滞して、集中できない。普通ならさっと決められるようなことでも、迷ってなかなか決められない。

9.希死念慮または自殺企画
希死念慮というのは、生きていてもつまらない、いっそ死んでしまいたいと考えること。実際に自殺を企てるのが、自殺企画。

上記のうち、1と2がうつ病の必須症状とされる。この2つを含め、「5項目以上の症状」が2週間以上継続していれば、うつ病である。

他に、適応障害などにも気をつけたいものです。

*適応障害
ガン患者さんの20~30%に見られるといわれている。心理的なストレスに起因して、不安や軽いうつ症状がおこり、時には日常生活に支障をきたす。はっきりしたストレスが原因で3ヶ月以内に症状がでる。原因となるストレスがなくなれば、6ヶ月以内に症状がおさまる。ただし、ストレスが持続すれば、症状は慢性化する。ガン患者さんの適応障害として典型的な例は、ガンの診断や再発の告知を受けた後に、気持ちがふさいだり、不安感が強くなり、眠れない、仕事や家事が手につかないなどの状態が続く場合。
 








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