
ガン患者さんが痩せていく、つまり筋肉が少なくなる体重減少は治癒や快復の妨げになってしまいます。
「ガンとは? 悪液質」の項で述べたように、ガンの進行に伴いガンから分泌されるサイトカインによって機能障害が生じます。(慢性炎症、代謝異常、免疫異常、内分泌異常、脳神経異常) また、抗ガン剤など正常組織のダメージを伴うガン治療によっても、慢性炎症や食欲不振が引き起こされる場合があります。
体重が減少し痩せるということは、身体の栄養が不良な状態(栄養欠損)を表しています。
▼ガンが正常細胞を破壊してタン白質を奪う
▼悪液質(慢性炎症、代謝異常)による栄養素の消耗
▼消化器のガンは器質的に栄養摂取ができない、消化吸収機能の低下が生じる
▼治療による副作用
このような原因から栄養素(タン白質、ミネラル、ビタミンなど)が不足することで衰弱(体力低下・気力低下)が起こります。栄養療法の専門家は、とくに潜在的なアルブミン不足や貧血が進むと生命維持に大きな支障をきたすと指摘しています。またタン白質は人体を構成する主要な栄養素なので不足すると様々な機能不全が現れます。免疫細胞にしても抗ガン剤解毒酵素にしてもタン白質は欠かせない主要栄養素です。
体重減少が進行すると治癒や快復が困難になりますので、食欲の復活、筋肉維持、慢性炎症抑制のために適切な栄養素摂取を早めに採り入れて対応する必要があります。(栄養療法)
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