
腹水はガンが進行し末期になると現れる症状です。腹腔に体液が溜まる状態を指します。腹水は腹部のガンだけでなく他の原発部位のガンでも起こりえます。腹水が起きる原因は大きく3つに分類されます。
(1)炎症
各部位のガンが進行したり、再発・転移することで、ガン性腹膜炎を起こしたことで腹水が現れます。炎症しているところから、体液が漏れ出し腹腔内に溜まります。ガンがリンパ管を塞いでもガンの周囲や腹膜から体液が漏れます。
(2)血液中のタンパク不足
血液の中にあるタンパク質の一つ「アルブミン」は、血管の中に水分を保ったり、水分を血管の中に引き込む働きをしています。アルブミンが少なくなると、血管の外に漏れ出た体液を血管内に戻すことができません。これが腹水やむくみを増やしてしまいます。肝臓がアルブミンを生成しているので、肝臓が弱わると腹水が増えやすくなります。
(3)排水が悪い
貯まった腹水は腹膜から吸収されて、血管やリンパ管を通って血液中に戻ります。いわば船底に溜まった水を汲み出す排水ポンプ機能が人体にはあります。腹膜に異常がなくても、肝臓系、心臓系、リンパ系の異常でも排水機能が作動しなくなることがあります。
【参照記事】
『腹水・胸水の根本対策』
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