再発・転移・進行・末期のガン対策

奇跡的に克服した人たちの研究

若い世代のガン

なぜ若い人のガンが増えているのだろうか?
2018年12月25日
◆若い人のガンが増えている◆

AYA世代(adolescent and young adult;思春期・若年成人
15~39歳)のガン罹患率を、日本全体の人口に当てはめると、1年間にガンと診断される数は、15~19歳で約900例、20歳代で約4,200例、30歳代で約16,300例と推計されます。
(出典:国立がん研究センター がん情報サービス)

若年層のなかでも、とくに女性の子宮ガン、乳ガンは20代、30代での発症が増えています。

原因としては、初潮年齢や初交年齢の低年齢化、高齢出産、食生活の欧米化が女性ホルモンに与える影響など、ライフスタイルの変化があります。また、医療環境が改善され、検査技術の進歩も起因しているでしょう。


ここからは、あくまで私見です。

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若年層のガン発症には、社会的背景の変化が関係していると思われる。脳の〈報酬系〉〈苦痛系〉に照らし合わせると、今の若い人たちは、脳を苦痛系で動かす時間が増えているのではないか。それは、社会が豊かでオープンに生きやすくなったことによるのではないか。

一見、矛盾しているように見えるが、戦後の高度成長時代は復興や、基本的欲求を満たすこと、物質的な豊かさを追い求めることで精一杯だった。そのような社会環境では、個人が本当の自分を生きることを押し殺しても、自己の中で葛藤は生じにくかった。本当の自分を封印し働き詰めに働いても、誰もが頑張った分だけ収入が増え、家族の幸せが望める確信度合いが高いので、脳は報酬系を稼働させたのではないか。自分の青空を覆う雲があったとしても、その雲を抑え込むことができるほどの光が社会全般にあった。

ところが現代は、そこそこの生活は手に入れやすいものの、生きる目的が見つからない。とくにバブル崩壊後の日本は、明るい未来を国や企業が保証できなくなった。自分の幸せは、自分で見つけなければならなくなった。しかし、夢を与えられて生きてきた人たちは、自分の生きる目的を棚上げした場所さえ忘れてしまっている。

また、高度成長時代に雲を放置したまま駆け抜けてきた親世代は、リタイアに伴い自らの心身に風雨を浴びせることもある一方で、その影響を養育時の子供世代が被り、これまた処理されなければその次の世代にまで影を落とす。

いつしか、親の価値観や外的な基準、厄介な掟(思い込み)で生きることを植え付けられた若人は、「自分らしく生きる」という新たな掟に拘束される。そして世の中には情報が溢れ、どれが他人宛のメッセージで、どれが自分宛のメッセージか選別ができない。
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このような状態に陥った若い人のなかには、脳が苦痛系で動き、細胞にその葛藤が表れやすいのではないかと思うのです。

世界は、データ至上主義に移行(すでに始まっている)しつつあります。それは加速的に進んでいくでしょう。Googleはあなたののクリックした旅行先の宿の情報をちらつかせ、Amazonは定期的に「あなたこの本に関心あるはずですよ!」と紹介してきます。個人の好みや、価値観が丸裸にされデータとして外部から送られてくるのです。
就職先も結婚相手も「最適」を、テクノロジーが判断します。AIが、「あなたは○○な人間です」と“わたし”を定義づけるのです。

そんな時代だからこそ、自分の在り様を整えること、データ化されないことを感じる力が、とても重要になります。


◆次の世代のためにも◆

地球環境が破壊、汚染されている
貧富の格差が大きくなっている
難民が救済されていない
テロ、紛争が絶えない
子どもの虐待が増えている
障害者がまだまだ暮らしにくい
国の借金が膨大
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現在も、取り組まねばならない問題はたくさんあります。

では、昔と比べ、私たちの暮らしはどうでしょうか? 新興国では、今でも貧困や暴力に苦しむ人達が大勢いるのも事実です。

しかしながら、何千年もの間、人類が悩まされてきた疫病、感染症、飢饉、戦争は、この100年ほどの間に劇的に減っています。

1918年から大流行したスペイン風邪は、当時の地球人口の1/3に当たる5億人がこのウイルスで発病し、1年で5000万~1億人が亡くなったと推計されています。(1914年~1918年の第一次世界大戦の死者、負傷者、行方不明者の合計は、4000万人)

石器時代から近代まで、いつ隣人が自分の領土に侵入し戦いになるかもしれないと、想定しながら生活するのが日常でした。人々は常に、次の戦争に備える必要があり、平和とは戦争と戦争の束の間の時間で、戦争が一時的に行われていない状態と認識されていたのです。

それが、人間の暴力による死因の割合の推移を見ると、古代農耕社会ではおよそ15%、20世紀では5%、21世紀初頭の現在は1%になっています。2012年、世界中で5600万人が亡くなりましたが、戦争や犯罪など人間の暴力が原因の死者は62万人、自殺者80万人、糖尿病では150万人が亡くなっています。
(ユヴァル・ノア・ハラリ著「ホモ・デウス」より)

昔のほうが、貧しく、命が危険さらされる局面が多く、平和な時代が短かった。そして、基本的欲求を満たす物質的豊かさを手に入れることで精一杯だった時代には、「自分らしく生きる」なんてことは、考えることさえままならなかったと思います。日本に住む私たちだって、ほんの数十年前の戦時中を思い起こせば、想像できます。

私が子どもの頃でさえ、虐待、体罰、パワハラ、DVなんて、ほとんど耳にしないか、言葉さえありませんでした。おそらく今よりもっと酷かったでしょう。それでも、社会問題として取り上げられることは希でした。

世界は、着実によくなっている。
私は、そう信じます。

ガンという病気になったことは手放しで喜べなくとも、それをきっかけに青空を取り戻し、あなたの本当の人生の物語を進めていくだけで、あなたの周囲を幸せな気持ちにします。

もし、親や環境から受けた心の負の遺産があり、ガンがそれに気づかせてくれたなら、負の連鎖を断ち切るチャンスです。あなたで止めることができれば、次世代へのプレゼントになります。

より良い社会は、制度を変え環境を整えることだけで実現されるのではありません。ひとり一人が、自分の青空で生きると、世の中はもっと素晴らしくなっていきます。

この世は愛に充ちている。
人生は美しい。






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