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再発・転移・進行・末期のガン対策

ガン体験者との対談

加藤一郎さん 膵臓ガン自然治癒(発症時46歳)

すべてお任せにすると思考は停止する! 自分基準で考えよう!
2018年5月 品川駅にて
14年前、46歳で膵臓ガンと診断された加藤一郎さん。担当医に、即刻の手術を申し渡され、看護師が手配のため電話に手を掛けようとした時、加藤さんは「待ってください。考えさせてください」と押しとどめました。

脳裏に浮かんだのは、2つと同じものがない我が人体の貴重な内臓を、いとも簡単に取り除いていいのだろうか・・・? しかし、もし手術をしなかったら何年生きられるのだろうか? 加藤さんが、担当医に率直に尋ねると、返ってきた答えは、「単位がちがいます」

ん、単位!? 「年」ではありません、「月」です。 もう、来年の桜は見れない・・・。1週間、考えて出した答えはそれでも、手術をしないことでした。


加藤一郎さん 膵臓ガン自然治癒
今年、還暦を迎える加藤一郎さん 「写真撮られるんだったら、ちゃんとした格好して来るんだったなぁ」 後の祭りです(笑)



◆自分の内臓は、どんなに大金を積んでも手に入らない替えの効かないもの!◆

小澤
はじめまして。ガンの辞典 編集長の小澤です。品川までご足労おかけしました。(加藤さんは横浜市在住)

加藤さん

いえいえ、よろしくお願いします。

小澤
では早速ですが、経緯をお聞かせ願えますか。

加藤さん
2004年1月の社内の健康診断で、以前からあった胆のうポリープが大きくなっているから、病院でしっかり調べるよう指示されました。それで、会社の近くの病院でエコー(超音波)とCT検査を受けました。後日、結果を聞きに行くと、「胆のうポリープは大したことありません。しかし、膵臓に影があります」と、担当医に告げられました。

小澤
ガンかも!?と思われた?

加藤さん
面倒なことになったなとは思いましたが、ガンとは露ほども想定しませんでした。3月に入って、追加で行った検査(MR、造影超音波検査)の結果を医師がカンファレンスしたところ、やはり膵臓ガンの疑いが濃厚。最終的に、ダイナミックCT検査で確定しようということになりました。

小澤
長いこと検査が続きましたね。

加藤さん
数日後、ダイナミックCTの結果を聞きに診察室に入ると、主治医にあっさり「膵臓ガンです」と言われました。

私は、ドラマのように、本人に告知すべきかどうか?・・・医師と家族が苦悩する場面を経て、ガンと告げられるシーンを想像していたので、「これが現実のガン告知か!?」 啞然としました。(笑)

小澤
なるほど。(笑) それまでの体調はどうでしたか? 自覚症状はなかったのですか?

加藤さん
特になかったですね。ただ、体重が徐々に増えていました。油物が好物だったのです。お昼はほぼ毎日、丼物。天丼、カツ丼、親子丼、牛丼、鰻丼・・・(笑)

小澤
それでは尚更、ガンと告げられても、ピンと来ませんよね。

加藤さん
ええ、どこか他人事でした。ところが、主治医は治療の手筈を整え始める。「初期ですから手術できます」 そう言われても、私にはガンの知識も、治療の知識もない。そこで、どのような手術になるのか尋ねました。すると、膵臓を半分以上摘出、十二指腸、胆嚢、脾臓および周辺のリンパ節も取り除く。取り残しのないように、広範囲の切除をする。

小澤
初期の手術というイメージではないですね。

加藤さん
それを聞いた瞬間、ある映像が目の前に映し出されました。20年以上前に放送された、NHKの番組「驚異の小宇宙 人体」です。

小澤
最近、新シリーズが放送されましたね。タモリさんと山中教授で。

加藤さん
それの初代版ですね。やはり、タモリさんが司会していた。中学生か高校生の時に視た、その作品がパッ!と頭に浮かんだのです。感銘を受けたのは、人体の臓器のすごさ!

小澤
その年代で、人体に興味を持たれていたのですか?

加藤さん
理系なので、サイエンスは好きでした。将来の人工臓器などにも関心がありました。その番組で、こんなちっちゃな肝臓が信じられないほど膨大な仕事をしている! 驚きとともに、畏敬の念を持ちました。胃や肺の機能を知って、「こんなの人間では作れない!」 身震いしました。

小澤
その時の感動と記憶が、一瞬にして蘇った!?

加藤さん
主治医が、臓器をガバッと取ると言った途端、記憶のデータベースから飛び出してきた。その後の、自分自身の体への対処の分かれ目になった瞬間でした。悪性の腫瘍が膵臓にあるのは間違いないだろう・・・だからといって、この世に二つと無い自分の貴重な臓器を、そんなにたくさん取っちゃっていいのか!?

小澤
ガン細胞を取り除くというより、臓器を失うことに意識が向いたのですね。

加藤さん
これは後になって得た知識ですが、他人の臓器を移植されると「非自己」、いわば“異物”として認識し免疫が攻撃する。となると、あれほどの素晴らしい装置としての臓器を異物扱いせずに、自分の体に収められているのは、自分の臓器だけですよ。将来は再生医療で自分の細胞から臓器が複製されるかもしれませんが、現状では、どんなに大金を積んでも手に入らない、替えの効かないものですよ。

小澤
機械の部品を交換するのと、訳が違う。

加藤さん
それで、手術の予約を取らんばかりの主治医に、「手術はちょっと待ってください。考えさせてください」という言葉が、咄嗟に口を衝いて出ました。

小澤
その場で!?

加藤さん

主治医は、すごく嫌な顔をして、「膵臓ガンの進行は早いから、猶予はありませんよ」と言いました。そこで私は、「ちなみに、もし手術をしなかったら、何年くらい生きられますか?」と訊きました。すると、「単位がちがいます」

小澤
単位!?

加藤さん
「単位がちがいます。“年”ではありません。“月”です」 
ああ、桜見るのも今年が最後か・・・と思いながら、病院を後にしました。

でも今になって考えると、ズバッと宣告されてよかったと思うんですよ。1年もたないと言われて、腹が据わりました。

小澤
よい意味で、開き直れた!?


加藤一郎さん 膵臓ガン自然治癒
これが最後かも・・・ゴールデンウィークに行った家族旅行の1枚



◆手術しても、しなくても、死ぬんだ◆

小澤
とりあえず、手術を受けるかどうかの返答は留保して、その後はどうされたのですか?

加藤さん
1週間後に回答する約束でしたので、時間がないから、とにかくネットで調べまくりました。ところが、膵臓ガンは、、、

小澤
調べれば、調べるほど、、、

加藤さん
そうなんです。悪い情報しかないのですよ。匿名のドクターの投稿も見つけました。「膵臓ガンに関しては、正直、医者も匙を投げている。手術をするのは、それしか方法がないからで、手術をしても死にます」と書いてある。(当時の情報です)

小澤
希望を持てない書き込みですね。

加藤さん
でも待てよ。手術しても、しなくても、死ぬんだ。どっちにしろ死ぬんだったら、内臓をごっそり取られた状態で死ぬのと、ガン細胞があったとしてもお腹に内臓が収まっている状態で死ぬのと、どっちがいいだろう?

それだったら、この世に二つとない愛しい内臓を持ったまま死ぬ方がいいな!と思いました。

小澤
加藤さんは、当時46歳ですが、死ぬことを覚悟し受け入れたのですね?

加藤さん
私ね、若い頃から死について、いろいろ考えていたんですよ。物理が好きで、宇宙の成り立ち、時間と空間のあり様とか、すごく興味がありました。何百億年というスケールに思いを馳せると、たかだか100年あるかないかの人間の一生ってちっぽけなものですよ。しかも、誰だっていつかは死ぬ。だから、寿命が5年、10年延びようが、宇宙時間から見れば知れている。だったら、生きている間、美しく在りたい。クリエイティブなことしながら死にたい。病院のベッドで、ウンウン唸っている時間はもったいない。そう思いました。

小澤
ということは、死に対して過剰な恐怖心はなかったのですね?

加藤さん
なかったですね。私も自分のガン体験の後、いろんな人に出会いましたが、恐怖心が強いと医者にすがってしまう。まな板の上の鯉になってしまう。最善の治療してください!と、すべてお任せになってしまう。それは思考停止状態なんですね。

小澤
医者にとって最善の治療でも、本人にとって最善の治療とは限らない。でも、恐怖心に囚われると、フリーズしちゃいます。

加藤さん
私も、ガン宣告されて、一瞬だけ頭が真っ白になりフリーズしました。(笑) でもね、自分で考えなくなることが、最もよくないと思います。

そういえば、当時、父にガンのことを報告したら、父の方が私以上に落胆しましてね。父は太平洋戦争を経験していて、零戦のパイロットでした。終戦があと1週間先だったら、特攻隊として出撃していた。ですから、自分の同期の出撃を何人も見送っているんです。特攻隊の命が下ると、顔が真っ青になって鬼のようになったんだそうです。それに比べ、「一郎、お前は、ガンで一年ももたないと宣告されているのに、何でそう平然としていられるんだ!?」と、父に不思議がられました。

小澤
死を目の前にした特攻隊の若きパイロットを何人も見たお父様が、そんなふうに言われたのですか。


◆代替策探し◆

加藤さん
とにかく、血眼になって膵臓ガンについてネットで調べました。手術しても、さほど予後は期待できない。手術はしないと主治医に言おうとは思っていましたが、じゃ代わりにどうするんだ!?が、ない。

小澤
代替策が見つからなかった!?

加藤さん
押しの強い主治医に代替策もなしで立ち向かうのは、分が悪いと思いました。(笑) それで見つけたのが、PET検査でした。

小澤
今ではお馴染みの検査ですが、まだ当時は普及が始まった頃でしょうね。

加藤さん
もしかしたら、ガンじゃないかもしれないという望みもあって(笑)、この最新の検査を受けてみたいと思いました。導入している医療機関がまだ少なかったのですが、横浜の大学病院にあることが判りました。今後のことも考えれば、自宅に近いほうが家内の負担も少ないから好都合だと考えました。このPET検査というカードを持って、主治医との“交渉”に臨みました。(笑)

小澤
手持ちの札がないと、主治医に対峙できないですものね。(笑)

加藤さん
とにかく一度、手術する前にPET検査を受けたいと申し出ました。私は、PET検査で確認して、またこの病院に戻ってくることも想定していましたが、主治医は病院を替えたいと受け止めたらしく、紹介状を書いて、データのコピー(有料で3万円実費)を、皮肉交じりの言葉とともに渡されました。(笑)

小澤
医者としてのプライド傷つけられた、ということですかね。

加藤さん
大学病院の担当医は、研修医上がりの若いドクターで、私にとってはすごく良かった。私の話をじっくり聞いてくれて、手術をするかどうかについても、一緒に悩んでくれました。

結局、PET検査で反応が出たため、血液検査、ダイナミックCT検査を追加して、ゴールデンウィークの休みに入りました。しかし、ゴールデンウィーク中に病院から電話があり、「膵臓ガンに間違いない。この結果をもってしても手術をされないのですか?」と問われました。私がそのつもりのないことを告げると、休み明けに前倒しで来院するよう言われました。

小澤
膵臓ガンが確定した患者さんに、病院としては手術を強く推奨するのは当然ですね。もしかしたら、ガンではないかも・・・という期待は打ち砕かれましたが、手術はしないという決意は固かったのですか?

加藤さん
固かったですね。手術しても、数ヶ月から数年の延命。術後は、食べ物の消化に不自由するし、インシュリンを毎日打たなければならない。そんな身体になってまで、延命したいと思いませんでした。

小澤
診断が確定し、手術はしないと決めた。しかしまだ、代替案はなかったのですよね。

加藤さん
そうなんです。それで、家内とも相談しながらいろいろ探しました。それで見つけたのが、活性化自己リンパ球療法でした。

小澤
自分の免疫細胞を取り出して培養し、増やして活性化して体内に戻す免疫細胞療法ですね?

加藤さん
これなら自分の細胞だから、拒絶反応も起きないだろう。なかなか科学的でいいなと思いましたが、保険が利かない。保険が適用されない自費診療ということは、十分な効果が認められていないのかなと思いながらも、何ヶ所か問い合わせてみました。電話の対応で、信頼できないと判断した医療機関もありました。実際に出向いて相談したクリニックは、私の画像データを見て、「リンパ球療法で効果が得られる可能性は低いです。手術をしてからなら、リンパ球療法をお勧めします」という見解でした。がっかりしましたが、無理に治療を勧められ何百万支払うよりはマシだなと思いました。

小澤
まだ良心的のほうですね。

加藤さん
それでね、気付いたんですよ。死ぬことの耐性はできているが、一方で、俺は必死になって治そうとしている。治そう、治そうという意識が強すぎないか!?

小澤
ガンに振り回されていないか?・・・と。

加藤さん
そうなると、たとえ怪しい療法でも“色眼鏡”で見てしまう。治ることを過度に期待するあまり、冷静な判断を失してしまう。それに気付きました。

加藤一郎さん 膵臓ガン自然治癒
品川駅のカフェで取材。頻繁にJRのアナウンスがレコーダーに入ってました(笑)



◆体が変わってきた!◆

小澤
しかし、また行く手を阻まれた感じですね。

加藤さん
そうなんです。落ち着いて治療法を見極める心得はしたものの、八方塞がりになってしまった。どうしたものかと思っていたところ、家内の姉が自然食や東洋的医療が好きな人で、「鍼でもやってみたら」と提案してくれました。それでまた、ネットで調べて鍼灸院に行きました。その後、義姉から「びわ葉療法」の情報をもらいました。

小澤
加藤さんはエンジニアでいらっしゃるし、物理学にもお詳しいですが、東洋的アプローチに抵抗はなかったのですか?

加藤さん
頭から否定することはしませんでした。逆に科学者だから、やってみようと思いました。びわが効くのか?効かないのか? 効くとしたら、どういうメカニズムで効くのか? 自分の体で試して、実証してみようと思いました。

小澤
取材したがんサバイバーには、私が「研究者タイプ」と呼んでいる方々がいます。科学者やエンジニア、技術者さんに多くて、ある療法を実践するに際し、《仮説を立て、自分の体で実験する》こと自体に喜びを感じ、ワクワクしながら取り組まれるのです。

加藤さん

あっ!それ、私です。(笑) それで、びわ葉療法に詳しい治療院を探したところ、聡哲鍼灸院(東京都目黒区 遠藤聡哲院長)に繋がりました。びわの葉をやっている所は他にもありましたが、私は治療のベースに哲学を持っていることを重視するので、聡哲先生に施術してもらうことにしました。

小澤
ちゃんとした治療観、健康観、加えて死生観を持たない医療者は、どうしても現象として発生している“病気”にばかりフォーカスし、その背景に目を向けることを、あまりしないですね。

加藤さん

聡哲先生はとても良心的で、私が横浜から通うのは大変だろうと、私の自宅に近い治療院(養生庵)を紹介してくれました。感激しました。

小澤
普通なら、通わせますよね。

加藤さん
そこは、自然食指導を中心にやっている治療院でした。女性の治療家さんで、ご本人もガンを体験されている。今まで検査ばかりでしたが、ここに来て治すことに本格的に参加することができました。

小澤
主体的なガン治しのスタートラインに、やっと立つことができた。

加藤さん
まず、口に入れる物をコントロールすることを始めました。

小澤
さんざん丼物を食べてこられましたものね!?(笑)

加藤さん
この先生に会うまで、丼物食べてました。(笑)

小澤
膵臓ガンの疑い発覚以降、検査の日々もですか!?

加藤さん

ええ、まったく食事は意識していませんでした。(笑) 指導された食事は、動物性タンパク質、砂糖、果物を摂らない。食べていいのは、海藻、野菜、玄米。出汁も昆布のみ。これを4ヶ月続ける。4ヶ月経ったら、週に1回挽肉を食べていい。出汁もちょっとなら鰹節を使っていい。そして4年過ぎたら、食制限は解禁。何を食べてもいい。

小澤
目安がはっきりしていますね。

加藤さん
精進料理だと思えばいい。4年経ったら、カツ丼が食える!(笑)

小澤
ニンジンならぬ、カツ丼をぶら下げられた。(笑)

加藤さん
周りの連中は、「大変だよなぁ~、4年もの間、何にも食えないんだからなぁ」と言うのですが、私は、「たった4年じゃん!」と思いました。

小澤
4年と、期限を明確に区切られているのがいいですね。一生続くのかと思うと、脳は食事制限しているシーンをイメージして嫌になってしまいますが、終わった後のハッピーな自分を想像することで取り組みやすくなります。

加藤さん
ゴールが見えないと、無限地獄ですよ。(笑) しかも、家内が飽きないようにレシピを工夫してくれて、一緒に同じ食事をしてくれました。ほんと、よくやってくれました。ある意味、私の主治医は家内ですよ。昼だけは、会社に行ってますので、掛け蕎麦にワカメと昆布をトッピングして食べていました。

小澤
丼物から蕎麦になったのですね。(笑) お仕事は、ずっと続けられていたのですか?

加藤さん
ええ、変えたのは食事くらいです。生活を大きく変えて、ガンに人生を乗っ取られたような気になるのは嫌でした。ガンなんて、ちょっとした出来事で、さほど関心を持っていないよ!という風体でいたかったのです。ガンで死ぬのも、交通事故で死ぬのも同じですから。交通事故で死ぬのが嫌だから、生活を変えるってことしないでしょ!?

小澤
なるほど。ガンになったから生活を変える人は多いですが、そういう考え方もあるのですね。

加藤さん
1ヶ月過ぎた夏頃だったかなぁ、変化が現われました。はっ!と思ったのは、ワイシャツの袖と襟首。元々、もの凄い汗かきで、袖も襟首も汚れがひどかったのに、汗かいても全然汚れないんですよ。汗がきれいなんですよ。おしっこ、無色透明、無臭で、出がいいし、キレがいい。そして、便がすごく気持ちよく出る。拭いても紙に付かない。これはもしかしたら、凄いことかもしれない!

小澤
排泄物が変わってきた。

加藤さん
人間の新陳代謝は、3~4ヶ月で入れ替わるというのを知って、「まず4ヶ月きっちりやる」とは、このことか!と感心しました。で、考えたんです。細胞は空気、水、食事を原材料として作られる。DNAの設計図は変わらなくとも、カツ丼じゃなくて玄米菜食が原材料になれば、できる細胞も変わるだろう。インプットが変われば、アウトプットも変わる、というのは科学的だと思いました。だから、あと3ヶ月頑張ろうと思いました。

小澤
さすが! 取り組んでいることの成果を、すべて病院の検査を基準で評価すると苦しくなってしまうことがあります。体で感じることを基準にすると、前進感が持てて励みになります。

加藤さん
前進感、持てました! やる気もでるし、幸せでした。口内炎もまったくできなくなりました。体重もね、ガンになる前に80kg近くになっていたので、これはまずいとダイエットしていたのですが、さらに5kg減りました。体が軽くなってスッキリした感じでした。

小澤
体に現れた変化は、どれも好転している感覚だった!?

加藤さん

生活改善に取り組んで3ヶ月後の8月末に、ダイナミックCTを撮りました。検査の結果、腫瘍は増大していない。肝臓やリンパへの転移はない。腫瘍の影の境目が不明瞭になっている。腫瘍マーカ3つは、1つが減少、1つが増加、1つが変化なしで、1勝1敗1引き分けでした。

小澤
自覚症状もないし、ガンの活動は鎮静化しているようですね。

加藤さん
そうです。次の検査は3ヶ月後の12月。当初は、食事の他に自分なりに考えたこと、知人に勧められたサプリメントなども飲んでいましたが、最終的に玄米菜食、生アーモンド、熱い風呂(46度)に入る、この3つの養生に絞りました。

小澤
ご自身の体で試して、有用なものを見極められたのですね。

加藤さん
12月の検査結果から、主治医はこうコメントしました。

「前回の不明瞭化が一段と進み、ほとんど塊としての影は見られなくなっています。この状態ですと、手術しようにもできない。どこを摘出して良いかわからない状態です。今まで加藤さんが実施されてきた加療を、継続することをお勧めします」

今までやってきたことで、改善したんだ! 嬉しかったですね。

小澤
いやぁ!やりましたね! おめでとうございます!

加藤さん
そうなるとね、我慢、我慢とやっていた食事も4年間続け、4年経ってみると、もうカツ丼は欲しくない体になっていました。(笑) ごはんは白米に戻しましたが。(笑)

小澤
その後、病院での経過観察は続けられているのですか?

加藤さん
しばらく前まで、半年に1回検査していました。膵臓ガンと診断されて、1年半から2年の時点で、画像から影は消えました。今は、1年に1回、CT検査を受けています。

小澤
丼物食の習慣が膵臓に負担をかけたようですが、他に発病に至った心当たりはありますか?

加藤さん
そうですね。ちょうど仕事で、かなりストレスがあった時期ではありました。出向先の子会社で部長職に就いたのですが、従来の組織運営とまったく異なる環境でした。新事業のために一緒に連れてきた部下もいましたので、私一人だけの問題ではなかった。子会社生え抜きの社員との人間関係など、心労が大きかったですね。発病の引き金になったかもしれません。

小澤
膵臓ガンが判明しても、職場環境は同じだったのですか? 加藤さんの病気についても、同僚はご存知だったのですか?

加藤さん
そうです。徐々に環境に馴染んで、人間関係も良くなっていきました。私のWebサイト【思索の散歩道】の「膵臓癌を告知され」を、職場の人たちが連載物として読むのを楽しみにしてくれていました。(笑) 「来週、検査ですね?」「どうなるか楽しみですね?」といった具合に。(笑)

小澤
なんか、朝ドラみたいですね。(笑)

加藤さん
ほんとに、いろんな方との出会い、そして周りの支援・・・家族、医療者、同僚・・・があって、今があると思います。本当に感謝です。そして、今の科学では計り知れない、人知を越えた、何億年も脈々と受け継いできた生命体の営み。凄いですよ。私はコンピューターが専門なので、そういう視座から見れば、1個1個の細胞に人体の全情報を組み入れるのはあり得ない。でもその仕組みが、生命体の進化の過程で最適だと判断されたのでしょうね。

会社の先輩に、「加藤さん、生かされてるね」と言われ、本当にその通りだと思います。私の体験が、たったお一人だとしても、何かお役に立てば、生かされた甲斐があると思います。

小澤
今日はご協力、本当にありがとうございました。



◆加藤一郎さんのサイト「思索の散歩道」はこちら!




加藤一郎さん 膵臓ガン自然治癒
ガン患者さんから相談を受けることもある加藤さんがまとめた10ヶ条。


《重要な項目を加藤さんご本人が解説》
①カビだけ削ったり、塗り直しても、カビができる温床がそのままなら、またできる。

⑥がんに良い(効く)ものという考えは本末転倒。食事は自分の体が健康になるかどうか。

⑦生物種として人間より遠いものを食する・・・ほ乳類→魚→植物→藻類・菌類

⑨癌を悪者扱い、敵扱いしない。ちょっとやんちゃになった子供だよ。

⑩最も大切なのは、自分で考えること。医者の言うことだろうが、この10ヶ条でさえ、参考にするのはよいが鵜呑みにせず、自分で考え、自ら体感し、実行するプロセスが重要です。





【編集長感想】

加藤さんの体験談を伺って、10ヶ条の最後の項目「自ら考えよ!」が、加藤さんのガン治しの歩みに通底していた。それがよくわかりました。

情報に対し自分の基準で測り、自己決定をしている姿勢が、なんともお見事です。また、宇宙的な死生観は、そのスケールの大きさによって、死の憂苦を打ち消しています。

科学を信奉するがゆえに既成のメソッドの枠に収まらず、新たな可能性を見いだそうとする。既に確立した理論や手法の中でだけ仮説を立てたり、運用しているのでは、科学は進歩しない。計測機器が感知できない人体の変化を、自らの体という装置で感知している。

この世に二つとない自分を大切に扱う。それは、自分しかできないことなのです。







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