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再発・転移・進行・末期のガン対策

ガン体験者との対談

がんから元気になった6人講演会 第一回

毎回お二人のガン体験者が語る3回シリーズ。
第一回は、加藤奈美子さん(横行結腸ガン・肝臓転移)と織田英嗣さん(食道ガン)
2010年10月24日 名古屋にて

加藤奈美子さん
大腸ガン(横行結腸)・肝臓転移
1998年 発症 ・2001年 ガン消滅

演題 『ガンを患って学んだこと』
現在 「NPO法人 いずみの会理事 ガン患者さんの相談役」としてガン患者さんをサポート

横行結腸ガン体験者 加藤美奈子さん
加藤美奈子さん

1998年12月、大腸ガンが見つかり手術をしました。

ガンになって思い起こせば、一年ほど前から、なんとなく疲れやすく、坂道も途中で一息いれないと登れなくなっていました。みぞおちが痛むこともあり、「おかしいな」という感じがしていました。ちょうどその年の3月に共働き生活に終止符を打ち、人生の中で一区切りついたこともあり、検診を受けることにしました。便に潜血が見られたので、大腸ファイバーをしてもらったところ、大きな病院での精密検査を勧められ、大腸の横行結腸というところにガンが確認されました。手術は早いほうがいいと考え、貧血がひどかったので輸血をするなど少し手間どりましたが、年内に手術を終えることができました。

年が明けて1月、もう退院できるかと思っていたところ、主治医から「肝臓ガンの治療を開始します」と告げられました。手術の際には知らされなかったのですが、当初から肝臓に転移があったのです。肝臓内の複数個所にガンがある多発性のため、手術はできず抗ガン剤治療となりました。胸から肝動注リザーバーを装置しての外来通院で、2週間に1回 4~5時間をかけて投与されました。

ガンになったばかりの私は、ガンは切り取れば治るものだと思っていただけにショックでした。しかも、私の妹は肝臓ガン発症から3年で亡くなっています。大きな不安感に襲われました。

入院中、1年ほど前にやはり大腸ガンを患った知人がお見舞いに訪ねてくださいました。その方が、いずみの会(ガンの患者会)の会報と、お笑いと健康大学(伊丹仁朗医師主宰の生きがい療法を実践する)の資料を持参してくれました。それを読んで、「ああ、ガンは自分がつくった病気なんだなぁ。治すのをお医者さんに頼っているだけでは、ダメなんだなぁ」ということにつくづく気づいたんですね。ガンは自分の生活習慣に原因があったのだと。だから今までの生活パターンを変えなければいけない。それと、笑うことで免疫が上がるなんてことも初めて知りました。そういえば、私は笑うことが少なかったかな~・・・と。

私なりに、ガンを誘発する生活習慣を考えてみますと、ストレス、食事、心の持ち方です。人間関係においては、私はあまり「イヤ」とは言えない性質でして。人になにか頼まれると断れない性分で、引き受けては疲れてしまう、の繰り返しでした。

ですから「もう、いい格好しないこと」「まぁいいか、と開き直ること」が必要だと思ったんです。そして、残りの人生で自分の楽しいこと、やりたいことをしていこうと考えるようにしました。まだ、海外に出かけたことがなかったので、家族みんなでハワイに行くことを提案し、8月に実現することができました。楽しいことをしてると、ガンの不安も消えるんですね。ガンになると、どうしても不安がつきまといます。どうしたら、その不安を打ち消すことができるのか・・・楽しいことや何かに夢中になっていると、不安を感じなくてすみます。

そうこうするうちに3年経った2001年5月、CT検査で肝臓の影が無くなっていると主治医に言われました。念のため食事指導でお世話になっている病院でもエコー検査をしてもらいましたが、やはり影は消えているという診断でした。

ガンをつくった体を変えるために、私は、生きがい療法の五つの基本方針を心に刻みました。
①今日一日の生きる目標にうちこむこと
②自分が主治医のつもりで病気と闘っていくこと
③もしもの場合の建設的準備をしておくこと
④死の不安恐怖と共存する訓練をすること
⑤人のためになることを実践すること

具体的に実践したことは、食事の改善(白米、白砂糖、肉、卵を断つ)、冷え取り健康法(とくに下肢を温める)、ビワ温灸、笑うこと、ヨガ、ウォーキング、家にこもらない・旅行、イライラすることがあったらその場から離れることなどです。そんな積み重ねで、私はガンになる前より健康になりました。ガンにならなかったら、生かされていることにこんなに感謝しなかったと思います。

日が昇るときには「今日も一日楽しみます」、寝る時には「今日も一日ありがとう」と心の中で唱えます。また、快便と体重維持を健康のバロメーターにし、少し体調が悪い時は夕食を摂らずに腸を休めることで回復するコツをつかんでいます。心も体もガンになる前よりほんとうに健やかになりました。

ガンをつくった生活習慣を変えるための方法は、人それぞれだと思います。自分に合ったもので、自分の体が喜び、気持のいいことなら、長く続けられます。そして、人が喜ぶこと、人の役立つことをしていく。

今日お集まりの皆さんも、ガンが治らなくても、共存でも、まず今より悪くならなければいい。長い時間かかってガンになったのだから、治すにも時間はかかります。どうぞ、不安を減らして、焦らずゆっくりとという気持ちで取り組んでいただければと思います。

ご清聴、ありがとうございました。

 

織田英嗣 さん
食道ガン
2006年発症 現在4年経過

演題『生き方を変えれば、ガンは克服できる!』
現在 「社団法人 日本がんマネジメント協会
」代表 ・元「ガン患者学研究所」副代表・患者会会長

(織田さんとの単独のガン対談はこちら!)

食道ガン体験者 織田英嗣さん
織田英嗣さん

5年前、偶然健康診断で食道にポリープが見つかり、ただちに再検査したほうがよいと指示を受けました。健康診断の翌日に電話がかかってきたぐらいなので、よほど目についたポリープだったのでしょう。結局、食道ガンと確定診断されましたが、当時の私は自分がガンになることなど夢にも思っていなかったので、「切れば治る」程度の認識でした。

手術に先だって、(ガンを小さくして手術しやすいように)術前化学療法を行うことになり、4週間抗ガン剤を入れました。抗ガン剤によって体力が低下したので、手術まで45日間を自宅で静養にあてました。入院中はさほど感じませんでしたが、自宅に戻るとふだんの生活ができないほど体がフラフラになっていることに気づきました。また抗ガン剤をやる前には自覚症状がなかったのに、抗ガン剤治療後は患部が痛く、抗ガン剤とはこういうものなのだと実感しました。

手術は15時間に及ぶ大手術で、家内はずっと病院内で待機していてくれました。あとで主治医に、脂肪がたっぷりついていたので大変だった、と聞かされました。いま私の体重は60kgほどですが、当時は80kgありました。手術後は人工呼吸器を付けて、身動きができない状態。手に握りしめたナースコールを離したら、もう終わりなんじゃないかと・・・。人間って、こんなふうにして死んでいくのか・・・、ということが頭をよぎる苦悶の時間でした。そのうち、開創部から感染して空気が入り、顔がパンパンに腫れた期間もありました。

「もう、こんな入院生活の苦しみは二度とイヤだッ!」「どうしてこんなことになってしまったのか?」 この辛く苦しい手術体験が、ガンに対してあまりにも無知だった私を勉強に駆り立てました。ガンに対する恐怖や不安は、ガンが得体の知れない正体不明なものであることも一つの要因です。ですから、自分がなぜガンになったのかを知ることで、恐怖や不安を減らすことができる。そう考えて、ガンの患者会である「いずみの会」「ガン患者学研究所」の門を叩き、学びました。

《ガンは今までの生活習慣によってつくられた!》思い当たる節はありました。私は、百貨店に勤めていたのですが、担当は食品なので、ありとあらゆる美味しいモノを食べていました。また、飲酒は毎晩欠かせませんでした。アルコールを飲んで就寝して目が覚めるとまた飲む。休日は朝から飲むこともありました。今から思えば、無茶苦茶ですよね。

食事を玄米菜食にして、アルコールも禁じました。子供が小さかったので、家族全員まったく同じ食事というわけにいかないので、自分の食事は自分で調理しました。体を冷やさないためには筋肉をつけて使うことだと自分なりに考え、もともと体育会系ですから運動を日課にしました。

仕事に復帰した後も、食事と運動、瞑想、ビワ温灸、そして睡眠をしっかりすることを心がけ、途中で挫折しないようにチェック表を作って習慣化しました。こういう養生を、ガンから逃れるために義務的にやるよりは、良くなってきたことを人に伝えていという思いが湧いてきて、それを励みとしてやることで、養生が楽しきなってきたものです。

ガンを発生させる環境には、内的なものと外的なものがあります。食事は物理的に体内環境に影響します。もうひとつ私たちの体に大きく影響する精神的ストレスを考えると、自分の内部から発生する内的ストレスと外部環境からもたらされる外的ストレスがあると思います。

私の心の奥底には「一番主義」があることを発見したのも、ガンになったからです。とにかく些細なことでも一番にならないと気が済まない。ですから、仕事もがむしゃらにやりました。おかげで早く出世はでき管理職になりました。しかし、百貨店の販売現場が性に合っていた私にとって、人を管理したり、部下を育成する業務はたいへんなストレスで、だんだん仕事が苦痛になってきました。常にイライラしているような状態が続いたのです。長い就労時間や睡眠不足も加わり、体は息つく閑もなかったでしょう。

自分なりにガンを研究したこと、また患者会で学んだことから生活習慣を改善し、養生をこなしていくことで、自分が快方に向かっている実感がありました。私には徐々にこの体験を人に伝えていきたいという欲求が湧いてきました。「生きる意味のある活動をしたい。自分が望む人生を送りたい」 その思いと職場の環境は一致しませんでした。考えに考えたあげく、会社を辞めました。

「癌」という字は、やまいだれに「品」が「山」ほどあるわけですね。ライフスタイルを変えるには、新しいことを取り入れるより、まず余分なものを捨てる、手放すことが先だと思うんです。それは失うこととは違うんですね。手放さないと、新たなものを手にすることができない。ガンになって、今までできなかったことができる機会を持てた。私はそう考えます。

ガン治しには、誰にも共通する正解はありません。誰かに指示されたことを頑張れば治るものでもありません。重要なのは、何が自分にとっていいのかを自分で見つけて、自分で決める。そして、今できることに集中する。その理由は、《プラスの動機》でやることが大切だからです。プラスの動機なら、毎日が苦しい修行でなく、行いが喜びになります。喜びを感じながら生きること。それが何よりの養生だと思います。

ありがとうございました。

がんの管理学
織田さんが執筆した「がんの管理学」
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ガン体験者 質疑応答
参加者からの質問に答えられる加藤さんと織田さん


【編集長感想】

主催者の織田さん(玄米おむすびの会)とは、何度もお会いしています。ガン体験者対談にも登場していただいています。所属していたガン患者会の会長として全国行脚もされ、一個人のガン体験の枠を越えた広い視野をお持ちです。講演後の質疑応答のなかで、織田さんはガンを克服する3タイプについて話されました。

①ガンから完全に離れることのできるタイプ。
②バカ正直タイプ。治ることを愚直に信じることができて、まっしぐらになれる。
③右往左往・・・迷いながらもコツコツ一歩一歩前進するタイプ。

大方の人は③だそうです。

①②は、なろうと意識してなれるものじゃないかもしれませんね。天性のキャラクターの部分が大きいように思います。ガン治しの天才タイプかもしれません。野球でいえば、イチロー選手のような超一流! でもそのイチローでさえ、「偉大なことを成し遂げるには、日々の小さな事の積み重ね」と語っていますよね。③でも十分チャンスはあります。

◆第二回の講演内容はこちら!

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