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再発・転移・進行・末期のガン対策

ガン体験者との対談

塩本邦夫さん 77歳 大腸ガン・肝臓転移

転移が見つかっても慌てなかった。なぜなら「死」が近づいてくる気配を感じなかったから。
2013年2月 兵庫県姫路市にて
NPO法人 WAHAHAの会主催「がん予防大学講座」終了後)
64歳で大腸ガンを手術するも、すぐさま肝臓への転移が見つかる。医学的には、5年後の生存率は30%のケースにもかかわらず既に13年経った塩本さん。生き方の極意は、自然の理に逆らわず、五感を大切にすることです。

塩本邦生さん 大腸ガン・肝臓転移
塩本邦夫さん(右)と編集長



◆手術後半年で肝臓に転移◆

小澤
こんにちは。今日はご協力ありがとうございます。早速ですが、年齢から教えて頂けますか?

塩本さん
77歳です。そう大した話はできませんが。

小澤
いえいえ、貴重な体験談をお伺いできるのを楽しみにしていました。塩本さんは大腸ガンでしたね。

塩本さん
ええ、64歳の時ですから、もう13年経ちます。大腸のガンとその後、肝臓に転移しました。

小澤
最初にガンが見つかった時からお話いただけますか?

塩本さん
友人と長水山という山に登ってそこにあるお寺にお参りするのが春の恒例行事なのですが、その年は帰りに足を滑らせて谷底に転げ落ちてしまったのです。

小澤
あらら、たいへんでしたね。

塩本さん
体は無事でしたが、「変だなぁ~、お参りに行ってこんな目に遭うなんて…何かのお告げだろうか?」と妙に気になりまして、帰ってから町医者に行ったのです。

小澤
健康診断してもらった。

塩本さん
とくに異状はなかったのですが、あと検査するとしたら大腸だということで紹介状を書いてもらって姫路の中央病院で診てもらいました。そうしたら検査するなり、「すぐ家族を呼びなさい!」と言われました。家族をすぐ呼べ…ということはそれなりのものが見つかったのだろうと察し、医者に「ガンか?」と訊いたら「ガンだ」と答えました。

小澤
その場でいきなりですか(笑)

塩本さん
実は偶然にも、その主治医が娘の友達のお父さんだったのです。それで次の診察からは、医者と患者という関係よりは身内みたいな雰囲気で言いたいことズケズケ言えるような間柄になっていきました。手術は8月で、30cmほど腸を取りました。

小澤

手術後の経過はどうでしたか?

塩本さん
周辺のリンパにもガンがあったので一緒に切除し、取れるところは取り切ったという主治医の説明でした。ところが翌年の1月にちょっと体調が思わしくないので診察してもらったら肝臓に3つガンが見つかった。

小澤
手術して半年くらいですね。

塩本さん
肝臓に転移しているということは他にも転移している疑いがあるから、抗ガン剤治療で様子をみましょうということになり動注をしました。ところが24時間持続点滴を1回したら白血球がすごく減ってしまって、抗ガン剤治療は中止になりました。


◆転移にも慌てず…「死」の気配を感じなかった◆

小澤
大腸から肝臓に転移したとなると、心穏やかではなかったのではないですか?

塩本さん
それがですね、本人としては転移のことがあまり気にならなかった。だからこの時、息子が計画してくれた温泉旅行も楽しんできました。息子としては一緒に温泉行くのもこれが最後の機会と思ったんでしょうな。(笑)

小澤
親孝行できるうちにしておこうと。(笑) その再発をあまり意識しなかったというのは、どういう理由からですか?

塩本さん
初めて大腸ガンと告げられた時は、それはもうびっくりしました。心配にもなりました。だから、ガンに関する本も読んで、ガンの正体を掴もうと勉強しました。でも結局は結論を得られなかった。普段の生活で変えたことは粗食にしたくらい。

小澤
塩本さんなりにガンを定義付けしようとしたが、わからなかった。

塩本さん
わかりませんでした。ただ僕は元々、「自然の理に逆らってもしょうがない」という考え方を持っていました。生きるときは生きるし、死ぬときは死ぬ。

小澤
病気になるときは病気になる…。

塩本さん
生きることを諦める、という意味ではないのですよ。ただ、自然の理に逆らってまで生きることに執着する気持ちはないのです。だからあまりガンの原因探しはしませんでした。

小澤
むやみやたらに生存にしがみ付くとしたら、それは不自然だと。

塩本さん
僕は二十歳前にペニシリンショックで死にかけたことがあるのですよ。寝たきりで体が動かない、息もできない…これでもう終わりだろうと思いました。その時は、もう生きたくてしようが無かった。なんとか一命を取り留めたものの、後遺症に悩まされ続けました。

小澤
死ぬ一歩手前までいった。

塩本さん
しかし私の状態を診た医者に、「精神的な問題だから精神病院へ行け」と言われたのです。勿論僕は行かない、と言いました。そうしたら、「小豆島でお遍路参りがあるから、それに行ってこい」というので、お年寄りに混じって行って来たらケロッと治った。(笑) 「病は気から」というのを実感しました。

小澤
後遺症に対する恐れや不安が症状を引き起こしていたのですね。

塩本さん
後遺症の恐怖心が頭にこびりついていたのでしょうね。ところが、お遍路参りはお年寄りばかりだったから、その人たちを若い僕が引っ張って行かなければならなかった。自分のことより同行者に気が向いていたのです。この時の経験から、精神と肉体の結びつきを強く認識することになりました。もうひとつの体験は、終戦後台湾から引き揚げてきた時に、いじめに遭ったことです。ひどくいじめられましたが、辛抱することを覚えた。そんな体験から、自分をコントロールすることの大切さを学んだのです。

小澤
自分をコントロールするにはどういうことを心掛ければいいのでしょう?

塩本さん

自分を磨くことです。自分の能力を磨く、と言ったほうがいいかな。例えば仕事でも技術はマニュアル化できますが、技能はマニュアル化できない。それは五感で感じ、覚え、掴むものです。知識でもって思考するばかりではなく、感じる能力を磨く。

小澤
“Think(考える)”だけではなく、“Feel(感じる)”ことがだいじだと。

塩本さん
だから、人間は五感を働かせていれば「死」も感じることができると思うのです。しかし、僕は当時ガンを患って「死」が近づいてくる気配は感じなかった。

小澤
それで転移が見つかっても慌てなかったのですか?

塩本さん
慌てませんでした。死ぬ感じはしなかったので、抗ガン剤を中止して温泉に行って、その後は特に何もしませんでした。


◆現状を認め、五感で感知する◆


小澤
その後の経過はどうでしたか?

塩本さん
肝臓に3つ転移があるのが判ったのが2月ですから4ヶ月後ですか・・・6月に再度検査をしました。7月に検査結果を訊きに行くと、3つあったガンが2つに減っていた。

小澤
1つ少なくなっていますね。

塩本さん
これなら手術で取りましょう、という主治医の勧めで9月に手術をしました。それから、かれこれ11年です。(笑)

小澤
11年間、死が近づいてくる感じはなかったのですね。(笑)

塩本さん
なかったです。(笑) 手術から5年経って、主治医が「実は塩本さんのガンは5年後の生存率30%だった」と打ち明けられました。

小澤
お話を伺っていますと、主治医の先生とは良い関係のようですね。

塩本さん
どんなことも忌憚なくしゃべれますし、お互い言いたいこと言える関係です。変に脅すこともなく、治療を無理強いすることもなく、食事やサプリメントについても否定的ではなく、やってみたいならやってみたらと寛容な先生です。

小澤
医療者とのストレスがなかったのは幸運ですね。そして何よりもガンに対する向き合い方、姿勢が堂々としてらっしゃる。

塩本さん
人間、心がだいじだと、つくづく思います。

小澤
と、仰いますと?

塩本さん
自分の体のことは自分で感知する。本来、人間も動物ですからそういう能力を持っていますよね。ところが、その感じる心が退化してきていると思うのです。感知できないから、湧きあがる恐怖心をコントロールできない。

小澤
五感喪失・・・。では、今まさにガンになっている方はどうすればいいのでしょう?

塩本さん
まずは自分のガンの現状を認めるべきです。それはしっかり認めなければいけない。科学的知識を得る、ガン経験者の体験談に触れる。その上で、自分の体と対話し、自分の生き方を見定めていくことで、恐怖心を和らげていく。

小澤
恐怖心が強いと逆にまた五感はフリーズしやすい。

塩本さん
そして感知したことをもとに行動する。感じたことを行動に移す。心と体が一つになって、自分本来の人生を生きる。

小澤
病気にエネルギーを注ぐのではなく、自分の生きるべきことにエネルギーを注ぐ。

塩本さん
人間、自然とかけ離れて生きてはいけないのですよ。何が自分にとって自然なのかを感じ、行動することです。


◆塩本さんは、NPO法人 WAHAHAの会の理事もされています。
(NPO法人 WAHAHAの会の公式サイトはこちら!)



【編集長感想】

人間、窮地に陥ると本能が活性する。どうやら生き残るための生物学的な理由から脳はそのように設計されているようです。塩本さんは、ガンになった現状について外部知識をもって認識しながらも、自分の内なるメッセージに逆らうことはしなかった。特別な療法をすることなく、自然体で生きることが結果的に自分の持っている能力を最大限発揮することになった。塩本さんは、塩本邦夫という生命体にとって、正しい生き方をしただけなのだと思います。









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