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再発・転移・進行・末期のガン対策

ガン体験者との対談

こじまもとこ さん  2度の子宮頸ガン

2度の子宮頸ガンの自然治癒体験からガンと向き合う方へ伝えたいこと
2012年11月 横浜にて
ガンの告知を受けた当初から人体をパーツのように扱うことに不自然さを感じていたこじまさん。主治医の勧める手術を選択せずに、二度とも自然治癒しました。「いま私の体に何が起こっていて、体は私に何を求めているのだろう?」…ガンはこじまさんを自己探求の道に誘(いざな)ったようです。

こじまもとこ 子宮頸ガン
面談場所の横浜駅東口



◆「子宮、取っちゃいましょう。お子さん、一人いるんだし・・・
いいでしょう?」◆


(待ち合わせ場所の横浜駅東口で)
こじまさん
小澤さんですね。

小澤
はじめまして。ガンの辞典の小澤です。こじまさんですね。

こじまさん
すぐわかりましたよ。

小澤
今日は宜しくお願い致します。この夏、「ほあ~がんサポートネットワーク」の月例会でお話されましたよね。あの時参加したかったのですが、あいにく都合がつかなくて。

こじまさん
7月の講演ですね。

小澤
そうです。では早速ですが、経緯をお聞かせ願えますか。

こじまさん
1991年5月に子宮頸ガン3bと診断されました。

小澤
何か体の不調を感じておられたのですか?

こじまさん
いえ、30歳になったからと母に勧められて軽い気持ちで検診を受けたのです。身内にガンの経験もないし、体調も悪くない。ガンとは無縁な生活を送っていました。検診後「要精検」という通知が届いて、近くの総合病院で再検査を受けた結果が先ほどお話しした診断です。

小澤
びっくりしたでしょう。

こじまさん
2年前に産んだ娘を連れて買い物ついでに病院に寄った、という感じでしたからね。まったく予想していませんでした。不意を突かれたような私に医師はこう言いました。「子宮、取っちゃいましょう。お子さん、一人いるんだし・・・いいでしょう?」

小澤
治療法は手術ということを、そういう表現でぶつけてきましたか。刃物どころか大鉈(なた)振り落とされた様ですね。

こじまさん
「そういうことじゃないでしょう!」 人間の体をそんな見方しかできないのか…機械のように部品を換えればいいの?…人って全体で生きているのでしょう…?! 驚きと怒り。「私、手術はしません」と即答しました。

小澤
どちらかといえば、この場面では狼狽するのだけれど。(笑)

こじまさん
そうなのかしら。(笑) 医師は、「30歳という若さでは進行も早いし転移のリスクもある」とたたみかける。でも私は、どうしても体の一部を取って良くなるものだとは思えなかった。ガンができているのは体のなかの一部分かもしれないけど、問題は私という全体にあると思ったのです。

小澤
ガンと告げられたことに対し、恐怖心は起きませんでしたか?

こじまさん
ガンが怖い大変な病であるという重みは感じました。ただ、治すということに関しては局部だけ取り除いても問題解決にはならない、という確固たる考えはありました。だって、パンを買ってしばらく置いておけばカビますよね。では、カビだけ取れば元のパンかといえば、そんなことはないでしょう。カビだけ取ってもパン全体の鮮度が落ちてカビができる状態はなにも変わっていない。

小澤
生じた結果だけを取り除いても生じる環境が変わらなければ治ったことにはならない、ということですね。

こじまさん
子宮だけ取っても私全体が良くならなければ意味がない、と思いました。「ガンを治す」のではなく、「私が治らなくては」という意識でした。

小澤
そのような健康観を、こじまさんは従来よりお持ちだった?

こじまさん
なぜガンとわかってすぐそんなふうに思えたかと聞かれても困るのですが(笑)、私には逆にガンを一部でなく全体の問題として捉えないことのほうが不思議なくらいです。

小澤
確かにパンの例えのように、自然の理にかなった考え方ですね。

こじまさん
ガンの診断にびっくりしましたが、手術を断って帰るまでに事前の説明なしに、採血と心電図をとられました。そういった医療のレールに勝手に乗せられてしまうことも恐ろしいと思いました。ここにいたら何をされるかわからない、取り敢えず一旦このレールから降りたい、と焦りました。それはガンとは別の生命の恐怖でした。

こじまもとこ 子宮頸ガン
こじまもとこ さん(右)と編集長



◆「治る」呪縛からの解放◆

小澤
こじまさんは手術を断り通常の医療から離れたわけですが、その後はどうされたのですか?

こじまさん
当時は自然療法的な情報が入手しにくい時代でした。本屋に行ってもその類の書物は並んでいませんでしたし、パソコンも普及していなかった。

小澤
そうですね、患者さんもお医者さんも通常医療以外の療法をされている人が少なかったし、やっているとしても密かにされていた。情報を発信する環境ではなかったですね。

こじまさん
少ない情報のなかで実践したのが、断食、野口整体、砂療法、ビワ葉温熱療法、温野菜スープです。それと24歳から習慣にしていた超越瞑想法も続けました。

小澤
こじまさんは局所のガンではなく体全体を治す対象にしたわけですが、ご自身としては何にポイントを置いて改善しようとされたのですか?

こじまさん
初めに断食をやりました。断食といっても、家庭でできる半断食です。体の中が汚れているからガンになる。だから良いものを入れるより、まず汚れを出そうと思いました。

小澤
体の中の大掃除をされたのですね。

こじまさん
それから実際に先ほどの療法をやってみてわかったことなのですが、強烈な冷え…とくに腰から下の…を持っていることがわかりました。それまで自分では異状だという認識を持っていなかったのですが、夏でも冷えが襲ってくると靴下を何枚履いても温まらない。「私の骨って氷なのかな」と思えるほどです。

小澤
わかりやすい表現ですね。

こじまさん
最初の子を産んだ後、28歳の頃から強く冷えるようになりました。足先から腰あたりまで襲ってくる。でも自覚がなかったのです。痛みのように日常生活に支障をきたすものではなかったからですね。

小澤
自分で療法をされて変化はありましたか?

こじまさん
3ヶ月自然療法に励み、心身がすっきりし軽くなってきました。細胞も変わっているのじゃないかと、別の病院で再度検査を受けることにしたのです。

小澤
結果はどうでしたか?

こじまさん
やはりガンだということで、県立がんセンターへの紹介状をもらいました。がんセンターでも切除するしかないと…。

小澤
ガックリ…ですよ…ね。

こじまさん
私、頑張ってきたのですよ。自分全体を治そうと3ヶ月頑張ってきた…でも、5月より数値は悪くなっていた。すごく落ち込みました。

小澤
それは落ち込みますよね。

こじまさん
ひとしきり落ち込んだのですが、一方で「やることはやった!」という満足感もあった。少しずつ気を取り直して、次に検査して悪かったらどこかの病院で適切な治療を受けようという考えに変えたのです。そうしたら、治そうと頑張ることで強張っていた気持ちが緩んで、ほっとしたんです。「自分で治す」という“結果”に執着していたのだと思います。

小澤
病院での治療を拒んだが、「自分で治す」ということに囚われた。通常医療のガン治しに賛同できず自分で治す自然療法という手法を用いたが、《治る:治らない》というガン呪縛を自ら自分にかけてしまっていた。

こじまさん
ええ、だから今になって思えば苦しかったのですね。今日1日の自然療法プログラムをしっかり頑張ることばかり考えていた。ガンにエネルギーを向けていたのです。

小澤
局所しか治そうとしない病院に嫌気がさしたのに、いつのまにか自分でガンという局所を治すことに没頭してしまっていた。

こじまさん
「自分で治す」ことを手放したら、力が抜けてすごく気持ちよかった。それで1ヶ月くらいは穏やかな気持ちで一日一日を淡々と過ごしました。この頃は、体の汚れを取る毒だしの期間は終わったと感じていたので、断食は止め動物性脂肪を少なくした普通食と温野菜スープ、酵素の食生活をしていました。

小澤
ガンではあったけれど、気楽に生活することができたようですね。

こじまさん
ところが10月の生理の時に腰が重だるく痛くなりました。普段、生理痛はないほうなので、「おかしいな。ガンのせいかしら?」と不安になりました。すると月経血の中に黒い大きな血の塊が混じっていました。内臓でも出たのではないかと思えるくらい。

小澤
もしかしたら…?

こじまさん
こういう事例は本などで読んだことがありました。ですからまだその気はなかったのですが最後の検査を受けてみようと思いました。どんな結果でも受け止めるつもりで。

小澤
最後の検査の結果は?

こじまさん
ガン細胞は認められませんでした。


◆二度目のガンが導いたこと◆

こじまさん
ガンが自然治癒してから2年後の1993年に男の子を授かり、2000年には次男(3番目のお子さん)を出産しました。この間、どうしてガンになったか自分なりに探求し、心の使い方、体の使い方…野口整体、シュタイナー、自然食、カウンセリング…などを学びました。

小澤
何か気づかれましたか?

こじまさん
カウンセリングを学んでわかったのは、自分の価値観を他人にも当てはめていた、自分で壁をつくっていた、ということです。あまり見たくなかった部分ですけど。(笑) 

小澤
ガンが自分の内面と向き合う契機になったのですね。

こじまさん
ところが、まだ学び足りなかったのです。次男を妊娠した時にポリープがあることがわかりました。医師には、今は刺激しないほうがいいので出産後に検査してください、と言われました。出産後、指摘されたとおりにポリープの検査を受けたら無くなっていた。医師が、一緒にガン検診をしておきましょうと言うのでやりました。

小澤
出たのですね?

こじまさん
今度は前回より悪い細胞診4。子宮頸ガンということで治療対象です。

小澤
今回はどのように受け止められました?

こじまさん
食事もそう悪くないし、カウンセリングで少しは心の解放もした。冷えも改善してきていましたから、これ以上、何があるんだろう・・・何をすればいいのだろう・・・と、考えました。

小澤
何か意味がありそうだ。

こじまさん
その時は、「絶対自分で自然治癒させる」というこだわりは、もう持っていませんでした。そして自分に問うたのです。

小澤
何を問うたのですか?

こじまさん
『今、私がいちばん望んでいることは何だろう?』

小澤
何でしたか?

こじまさん
抱えた乳呑児を見ながら、『この子を育てたい。3人の子供たちを自分の手で育てたい』 ただ、それだけでした。そのために生きていたい、と素直に心から思えました。

小澤
ガンがどうのこうの、というよりは子供たちを育てることにエネルギーを注ぎたい。

こじまさん
だから1度目の時のような治療法へのこだわりはなかった。ただ、納得のいく治療法が見当たらなかった。病院の治療を拒否する気はなかったものの、やはり合点がいかない。

小澤
本能的に受け入れられなかったのでしょうね。

こじまさん
で、どうしようかなぁ~と。そんな時に「ヒーリング」に出会ったのです。カウンセリングではまだ表出しなかった、感情や意識に気づきました。

小澤
奥~のほうに封印されていたのですか?

こじまさん
自分を認めない私がいました。すごく自己肯定感が低かった。自分で自分を認められないから、他人に認めてもらおうと頑張ったり、背伸びをする。それによって自分の存在を確かめようとするのです。

小澤
そういうのは健康診断では測定できませんよね。(笑)

こじまさん
そうです。(笑) ただ、そういうのって自然治癒力には大いに関わるものだと思うんです。自己肯定感が低いと、治ることの足も引っ張る。治癒力は誰も持っている。ただそれを封じ込めてしまう精神環境がある、ということも学べました。

小澤
それで、2度目のガンはどうなったのですか?

こじまさん
特別な療法はしませんでしたが、半年後の検査では4が3bに、またその半年後に2にと退縮していきました。

小澤
こじまさんは、ご自身の体験を基にガンの方の相談を受けていらっしゃいます。活動を通してどんなことを伝えたいですか?

こじまさん
ガンと診断されると、どうしても医療側と患者側が主従関係に陥りやすい。医療側に指示されるがままになってしまう傾向があります。そうなると、自分自身を失ってしまいかねない。私は自分の尊厳を大切にしてほしいと願っています。「自分がどうありたいか」 「病気になったとしても、これからどう生きていきたいのか」 ご縁のあった方とは、そういう面で寄り添うことができればと思っています。

小澤
ご協力どうもありがとうございました。


◆こじまさんが主宰される「治癒力開花―がんを超えた世界」はこちら!
「心とからだ対話セミナー」「がんサポートカウンセリング」などの活動を通して、ガンの方のサポートをされています。

◆こじまさんのブログ「治癒力開花セルフセラピー日記」はこちら!



【編集長感想】

こじまさんの体験には後日談があります。2007年に3度目の「再検査」勧告がありました。その時、過去の告知の時に自分で封印していた感情を味わいます。ガンの恐怖心、不安感。こじまさんは、「受け入れられない感情は、凍らせてフタをするという私の常套手段で、自己防衛した」と回顧されています。(「がん その自然治癒のプロセスについて」より)

ガンを受け入れて、自分の治る力が発揮できる心身の状態を見つけていったこじまさん。取材を終えて駅までの帰り際、もう一つ大切なことがあると思っています、と呟くように言われました。「わきまえる」

『治る力があること』・・・誰にでも 無条件に 自然治癒力が備わっていること 
そして
『わきまえること』…誰にでも 無条件に 最期の瞬間が来ることを

こじまさん、ありがとうございました。




【追記 2016年6月】

こじまもとこさんの小冊子 第5刷(増補改訂版)が発刊されました。(2016年5月)
 
『がん その自然治癒の軌跡~2度のがん自然治癒の体験から病と向き合う方へ伝えたいこと』

こじまもとこさん 治癒力開花 アイム


2度の子宮頸ガンと再検査勧告・・・病気という現象で自分の体から発せられた三度の“メッセージ”。こじまさんが、それぞれのメッセージを通して自分と向き合っていったプロセスが丁寧に綴られています。どのように治癒させたかではなく、どのように真の自分を開花させていったかを読み取ってください。

「みなさまの体験談」「みなさまからのご質問」も、加筆されています。









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