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再発・転移・進行・末期のガン対策

ガン体験者との対談

梁瀬由佑子さん 胃ガン ステージ2B(発症時24歳) リボーン洞戸セラピスト

「どんな私でも愛してもらえる」・・・がんが教えてくれました
2019年3月 いずみの会「おしゃべりサロン」にて
船戸崇史先生(船戸クリニック院長、リボーン洞戸オーナー)が、ガンになりやすいタイプは「3G=我慢強い・頑固・頑張り屋」と言っていますが、私はまさに3Gでした。いま、こんな風にぽや~んとなるまで、10年かかりました。(笑)


梁瀬由佑子さん 胃ガン ステージ2B(発症時24歳)
胃ガン体験を明るく語ってくださった梁瀬由佑子さん



◆あまりに突然に・・・◆

私がガンの宣告をされたのは、12年前の7月です。社会人2年目の24歳の時でした。勤め先のスイミングスクールで、キッズの運動指導をしていました。

ガンが判明する前、ずっと体調は悪かったです。お腹が痛む、だるい、肩はやけに凝る。でも24歳の若さですから病気だなんて思いもよらず、毎日仕事を頑張っていました。

ある日の夜、すごく気持ち悪くなってトイレで吐いたら血でした。家族に病院の救急外来に運んでもらい緊急入院。胃潰瘍と診断されました。治療と組織検査のために細胞を採って退院しました。数日後、病院から自宅に電話があり、受けた母親がそわそわしだし、父と別室で何やら相談している。翌日、親に病院に連れて行かれ、胃ガンであることを告げられました。告知の瞬間、立ちくらみのように意識がフーッと遠ざかりました。今にしてみれば、これが頭が真っ白になる感じなんだろうなと思います。でも私、いざとなったら腹が据わるので、気を取り直して「先生、私、死ぬんですか?」と聞いたことは覚えています。

大変だったのは、心配性の母です。何でも先回りしてやるタイプ。ドクターの説明を聞くうち、私の隣で泣き崩れてしまって・・・。私の腕を握りしめながら、「ゆうちゃん・・・ゆうちゃん・・・」 その母の姿を見ているのが心苦しかったです。診察を終え、最初に口に出た言葉は「お父さん、お母さん、ごめんね」でした。親に対して申し訳ない・・・。自分の事より、人の事を気にする習性は、ガンと告げられたこの時も顔をのぞかせていました。


◆再発しないためにどうするか?◆

当時はガンの知識など何も持ち合わせていなかったので、ドクターの方針どおりに治療の段取りが進んでいきます。ガンができている部位から判断して、手術で胃を全摘することが決まりました。

明日から入院という夜、不思議な体験をしました。私はふだん寝付きが悪く、入眠するまで3時間ほどかかっていました。おそらく、毎日の激務の影響があったのではないかと思います。朝早く出社して、帰りは午前零時過ぎ。這うように家に辿り着くと、もう力尽きて倒れんばかり。それでも脳は、今日の仕事の反省や明日の仕事の段取りで休まらず、興奮していたのだと思います。そして毎晩、金縛りにあっていました。でも、入院前日の金縛りはいつもとちがっていて、すごく眩しく感じて目を開けました。すると自分がまばゆいばかりの黄金の光に包まれている。以前、暗闇で死神に乗りかかられたことがありましたが(笑)、それとはちがう。視線をずらすと、おじいちゃんとおばあちゃんのような男女が、この上ない笑顔・・・温かく、優しい、心安らぐ・・・を私に向けたかと思うと黄金の光とともにすっと消えていきました。とても幸せな気持ちになり、おじいちゃんとおばあちゃんが、私のガンを持ち去ってくれたように感じました。

手術は無事終わりましたが、皆さん、摘出手術された方、術後ってどうでした? 消化器系だからか、私はすごくしんどかったです。痛みが酷くて寝返りが打てない、体を動かせない。なので、毎日、痒いところに手が届くようなサポートをしてくれた母と口角上げて笑顔で「たこ焼きニコニコ食べたいなー!」、「天からいいもの降ってくるー!」 おまじないを唱えていました。(笑) 心配性の母ですから、どれほどの不安を抱えていたかと思いますが、それでも私のことを心底信じてくれていました。それが何より心強かったです。

退院してからは、再発しないためにはどうしたらよいか考えました。テレビを見るのも、本を読むのも、人と喋るのも恐い・・・それなら、自分で編み出そう。漠然とながら、自分の体にストレスをかけないようにしようと心がけました。

まずは胃がなくなった体との付き合い方です。胃を取るとごはんが食べられない。でも食べないと体力が回復しない。しかし、食べると物によっては拒否反応で吐いてしまう。固形物はダメだったので、重湯、スープがやっとでした。自分の体で試しながら、食べられる物を増やしていきました。食事でお悩みのガン患者さんは多いですが、私の場合は体が今の状態で受け付けられる物、受付けられない物を自動的に判断してくれたのです。油物はもちろん、豆腐でさえダメでした。他には、今思えば、リボーン洞戸で提唱している健康5ヶ条に則したことをやっていました。夜の8~9時には就寝。お腹には腹巻き。術後2年目からは小学校の非常勤講師となって子ども達と一緒に体を動かし大笑いすることで、元気になりました。


*リボーン洞戸 健康5ヶ条
1か条:私に元気をくれる睡眠
2か条:私を守ってくれる食事
3か条:私の免疫力をアップしてくれる加温
4か条:私に力をくれる運動
5か条:私の心を開放してくれる笑い



◆「まーいっか」と「自分の体を最優先」◆

心の部分で取り組んだことは、《まーいっか》これだけ。(笑) 私、すっごい真面目で、超優等生でした。学校では学級委員、学校代表、グループ活動のリーダー・・・頼まれればどんな役も引き受けました。別に人前に立つのが好きなわけではないのですが、褒められるのが好きだったのです。(笑) 「これやったらお母さんが褒めてくれるかな」「あれやったら先生が褒めてくれるかも」「これ正解かな?不正解かな?」とか、そんな基準で振る舞っていたのです。自分が我慢しても相手が喜んでくれれば、その方がいいに決まっている。そういう思い込みで生きてきました。

そんな生き方の掟から自分を解放するために、「まーいっか」を声に出すことにしました。ところが当初は、「まーいっか」を言葉にするだけでも罪悪感。なぜ罪悪感!?自分でもびっくりしました。でもとにかく口にしてみようと、棒読みしました。何かを選択する時、何かをやろうとする時など悉(ことごと)く、言い続けました。まーいっか。まーいっか。。。

言霊ってすごいですね。言うほどに、「まーいっか」がだんだん身に付いてきて、しがらみが取れていきました。

次に、《自分の体をいちばんに最優先する》。心と同じように、行動も他者基準でした。人の為に自分の体を使っていた。人の頼みより自分の事を先になんて、あり得ませんでした。ですから、自分のために体を大事にすることを心がけました。それは同時に、自分の気持ちをちゃんと伝えるということでもありました。例えば、いつも長話になる友人から夜遅く電話が掛かってきた時、それまでは自分の都合を後回しにしてずっと付き合っていましたが、「お風呂に入ってから掛け直していい?」と内心ドキドキしながら言ってみたのです。すると友だちはあっさりOKしてくれた。私にとっては、清水の舞台から飛び降りるほど勇気が必要な行為でしたが(笑)、その夜はぐっすり眠れ、体は楽でした。 

この2つを5年間ひたすら続けました。

梁瀬由佑子さん 胃ガン ステージ2B(発症時24歳)
いずみの会事務所サロンに集まられた皆さんと談笑



◆父との関係◆

さて皆さんの中にも、お心当たりがある方もいらっしゃるでしょうが、思い癖や行動習慣は親との関係性に起因することが多いですよね。私の場合は、父と仲が悪かったのです。性格が似過ぎていて、お互いがイライラする関係でした。とても厳格な父で、朝は「おはようございます」と敬語で挨拶するよう躾けられました。大学生まで門限があり、小学時代は午後5時でした。そんなガッチガチの父親のこと、嫌いで嫌いで仕方なかった。3年くらい口をきかない時期もありました。

ガンになったことで、そんな自分の心そして父と向き合う必要性を感じ、カウンセリングを受けたり、心理学を学びました。そのなかで、人への伝え方で自分をすべて主語にする「アイ(I)メッセージ」を父に対して使ってみることにしました。「お父さんは××」という言い方をすると怒っちゃうので、「私は○○思うんだけど、どう?」「私は□□してほしいんだけど、どう?」

ある日、「お父さん、私のこと嫌い?」「私はずっと、お父さんに嫌われて生きてきたと思ってた。嫌いかどうか教えてほしい」そう尋ねました。私、本当に心の底から父親に嫌われている、愛してもらえてない、と思っていたのです。だから答えを聞くのが恐かった。でも、自分の気持ちを伝えようと決心したのです。父は一言、「嫌いも何もないよ」 これが第一回目の父との接近でした。

しばらくして、父が怒りながら自分の考えを押しつけてきたとき、もう我慢の限界。「なんでお父さんは私のこと怒るの!? なんでお父さんの言うこと全部聞かなきゃいけないの!? なんで失敗しちゃいけないの!? なんで私が思った通りにやっちゃいけないの!?」 父は、俺の言うことは全部聞け!失敗は絶対ダメだ!これはこうしろ!こうやってはいけない!と自分のルールで縛る人でした。私は、その通りに振る舞ってきました。父の愛情を得るために、父の言うことに従って生きてきたのです。

今まで溜め込んだものを一気に爆発させた私に、「え!? お前が困るだろ」と父は答えました。私が困らないように、私のことが心配だから、父は口うるさくしていた。私は自分が嫌われていると思っていたし、言うことを聞かない私が悪くて怒ると思っていたのです。心配して言ってくれているという解釈はしていなかった。そのことを知って、私自身がびっくりしてしまいました。

そうだ!今だ!と思い、父に聞いてみることにしました。「お父さん、もしかして、私のこと愛してくれてた?」 父は不思議そうに「当たり前だろ。そんなこと。言わないとわからないか?」 その返答に対し私は、ちゃんと言葉にしてほしいこと、今まで嫌われているから言うこと聞かなければと生きてきたことを、しっかり伝えました。自分が感じていることと、相手が思っていることにズレがあることにも気づき、伝えることの大切さを学べました。先回りして相手の気持ちを憶測で判断し、自分の振る舞いにしていた。それは勝手な自分の思い込みで、自分を縛ってしまっていたのです。私が変わったことで、堅苦しかった父は柔らかくなって、今では何でも相談できる関係です。

梁瀬由佑子さん 胃ガン ステージ2B(発症時24歳)
さすがスポーツインストラクター 身振り手振りで(笑)



◆私が変わって、世界も変わった!◆

ただ、自分を出す恐怖心はなかなか薄まっていきませんでした。「人から嫌われたくない」という思いがすごく強く、自分を出したら嫌われるという思い込みが足枷になっていました。それでも少しずつ少しずつ、自分の思いを伝えること、自分の心を開放することに取り組みました。

転機はリボーン洞戸開設の準備で、セラピスト仲間とシェアハウスで共同生活を始めたことでした。セラピスト仲間にすごく助けられました。ずっと自分の心の奥底にある「見捨てないで」「できないダメな自分は愛されない」という言葉に気づきました。ずっと「失敗はダメ」「こうしなきゃダメ」と言われてきたので、「できる自分じゃないと愛してもらえない」と自分にプログラムしてしまっていたのです。だから、できるように「頑張らなきゃ!頑張らなきゃ!」になっていたのです。

ある日、仲間と話している時、できないダメな私は愛されないと思っていると打ち明けたら、仲間の一人がきょとんとした顔をしました。そして、「ゆうちゃん、愛してるよ・・・どんなゆうちゃんも愛してるよ」と言ってくれたのです。「ぇ~~~、そうだったのォ~~~」 私、大号泣。。。 私、女子にいじめられた経験があるので、女子恐怖症でした。(笑) なのに、女子からそんな思いがけない言葉をかけてもらって・・・どんな私でも愛してもらえる・・・自分のこと、ダメだ、ダメだと思い続けていた・・・できない自分はダメだと思い続けて生きてきた。それが、何ができても何ができなくても愛してもらえるという希望の光を、私にくれたのです。

そして一筋の光が射しだしたことで、その光はだんだん太くなっていきました。自分のなかで勝手に決めつけていたことが、他にもいっぱいあることに気づいて、一つずつ問い直してみました。その作業を続けたら、世の中の見え方が変化しました。ひとりぼっちで寂しく恐怖に感じていたのが、世の中には愛が溢れていること、自分を愛してもらっていること、そして自分の中にも愛がある感覚に変わりました。世界がキラキラに見えてきました。

今は、自分が心地よい、楽しい、うれしいを基準に生きています。


梁瀬由佑子さん 胃ガン ステージ2B(発症時24歳)
リボーン洞戸の船戸崇史院長とスタッフの皆さん


◆リボーン洞戸の公式サイトはこちら!


*梁瀬由佑子さんの体験談は「メッセンジャー54号」(杉浦貴之さん発行)にも詳しく掲載されています。*こちら!



【編集長感想】

梁瀬さん、24歳での胃ガン診断は、さぞびっくりされたでしょう。でもそこから、梁瀬さんは自分を「自分の基準で生きる人」に育てていったのですね。

リボーン洞戸のスタッフに就く際、自分からスタッフとして働きたいことを申し出た。それは梁瀬さんにとって、人生初のアクション。それまでは、頼まれたり、お願いされて引き受けるという行動パターンだったそうです。

リボーン洞戸には、梁瀬さん以外にもガンを経験されたセラピストがスタッフとして常勤されています。リトリートにはうってつけの環境と人が、滞在者を温かく包んでくれます。


*3Gについて編集長補足

ガンになりやすいタイプ「3G=我慢強い・頑固・頑張り屋」ですが、私はすべての「3G=我慢強い・頑固・頑張り屋」が健康を損なうことではないと思っています。

“頑張り屋さんのいい人”でも、ガンに罹っていない人、あなたの周りに思い浮かびませんか? 頑固だったり、我慢強くても、達者に暮らしている人、いませんか? それどころか元気溌剌だったりしますよね。

私は3Gの背景に問題があると思います。心底自分の悦びとして頑張るのか。罪悪感、義務感、不安や自己否定を隠すために頑張るのか。その差が、こころ、からだ、そして遺伝子の振る舞いに影響するのではないかと考えています。









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