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再発・転移・進行・末期のガン対策

ガン体験者との対談

体験者講演「がんになっても生き抜くために」

丹羽和一さん 前立腺ガン、大動脈・膀胱・リンパ転移
髙橋順子さん 進行性乳ガン

2011年3月12日 名古屋にて

社団法人 日本がんマネジメント協会を立ち上げた織田英嗣さん主催の講演会。
【幸せになる生き方が、がんにならない生き方】を伝えるため活動を開始されました。

日本がんマネジメント協会 織田英嗣
織田英嗣さん ご自身も食道ガン体験者


今回はお二人のガン体験者が語ってくださいました。


丹羽和一さん 68歳  前立腺ガン、大動脈・膀胱・リンパ転移
三重県津市在住
「がんになっても、自分らしく生きる」


前立腺ガン体験 丹羽和一
伝書鳩レースが趣味の丹羽和一さん

勤め上げた会社を退職した4年前の10月、どうも尿の出が悪く体がやけに冷えるので、かかりつけの医者に行って血液を調べてもらいました。前立腺肥大くらいに考えていたんですが、検査の結果を見た医者が「ガンの疑いがある」と言います。PSAという前立腺ガンの腫瘍マーカーが(正常値0~4)97ありました。すぐに紹介された泌尿器科を受診しましたが、そこでもPSAは100近かった。自分としては自覚症状もなかったので、「へえ」という感じでした。その医者もさほど深刻な状態という判断をしませんでしたが、地元の大学病院の泌尿器科に紹介状を持って行くよう勧められました。

大学病院での担当医は三重県でも5本の指に入る前立腺の権威だそうで、「そんな偉い医者だったら治してもらえる」と思いました。ところがCTなどいくつかの精密な検査をした結果その医者が下した診断は、「大動脈、膀胱、リンパに転移がある。末期ガンです」というものでした。いやぁ、落ち込みましたねぇ。今おもえば、典型的なうつ状態ですよ。一人で外に出かけられないし、女房がいないと家に居ることもできない。自信喪失ですね。

それでも診療してもらっているのは大学病院で、主治医は前立腺の権威です。「先生、どんな治療をやってもらえるんですか?」と尋ねたところ、「丹羽さんは末期だから、手術も抗ガン剤も放射線もできません」と、あっさり言われました。できるのはホルモン療法だけだということで、何もしないわけにはいかず、仕方なくお願いしました。

この時点で私は観念してたんですよ。私は3月15日生まれですが、次の誕生日は迎えられないな、桜も見れないな、とね。半分ヤケクソですよ。ところがね。おかしなことに、もう一人の自分がいたんです。「なんでガンは治らんのやろ・・・?」と自問自答する。 でも答え(治し方)がわからないから、悶々と毎日を過ごしてました。

そんな折、女房がネットで検索してくれた本を購入したんです。女房は、何か方法があるはずだと諦めず調べてくれたんですね。見つけたのが、マックス・ゲルソン博士の「ゲルソン療法」という食事療法の本です。末期ガンで治療ができないと言われている身ですから、それはもう必死ですよ。生きるか死ぬか、ですからね。これを一日で読みまして、「よしッ、わかった! 俺が待っていたんはコレや!」 ちょっと元気が出まして。(笑)

ガンになるまでの私の食事は、高カロリー、高脂肪、高タンパク。肉が大好きで、食卓に肉か少なくとも魚がないと機嫌が悪い。牛乳は毎日・・・そう、かれこれ40年。毎日飲んでました。まぁ、ガンになって当たり前ですな。牛乳は乳ガンや前立腺ガンなどホルモンと関係するガンにはよくないんだそうですね。ゲルソン療法の本を読む前、主治医にどんな食事がいいか尋ねたことがありました。医者が「バランスよく食べてください」と答えたので、「よっしゃ、ガンに負けたらイカン!」 栄養つけようとして肉やウナギを食べてました。まったく、ガンが喜ぶ食事をしてたわけですから、これでは治りませんな。(笑)

早速、次の食事から変えました。ちょうどその頃、右足の太ももあたりに痛みがでて、車の乗り降りに不自由してました。ところが、ゲルソン式の食事にして3日目くらいだったと思います、痛みが楽になったんですね。「へぇ~、ゲルソンさん、やってくれるな~!」 身をもって変化を体験し、これはホントだな、と感心しました。それから半年、みっちり真面目にやりましたよ。ゲルソン療法をアレンジして自らのガンを克服した医師 星野仁彦先生や同じ前立腺ガン体験者の松井清さんに会いに福島まで出向いたこともあります。そのとき、星野先生が掛けてくれた「治りますよ」の一言は心に響きました。いっぺんに嬉しくなりました。ガン患者がいちばん聞きたい言葉ですもんね。

でもまだ当時、ガンは怖かったです。今はもう怖くないです。なぜ怖くないかというと、勉強したからです。安保徹先生の本や、稲田さんの本などを参考に勉強しました。私たちは誰でも自己治癒力を持っているんですから。そりゃ、ときには落ち込むこともありますよ。落ち込んだ時は、また読むんです。「そうだ、自己治癒力があるんだ」って、元気出ます。

仕事している頃の私は、大勢の部下を持っていましたが、きっと嫌な上司だったと思いますよ。自分の考えを無理強いしていました。人を自分の価値観、自分の枠組みに納めないと気が済まない性質だった。ですから、自分自身にも相当なストレスをかけていたんでしょうね。退職する3年ほど前には不整脈を発症して薬を飲んでいました。きっとそういう性質がガンの一因になったんでしょうな。

一昨年の9月にホルモン剤服用を思い切って止めてからは、毎朝の乾布摩擦と入浴(スーパー銭湯に毎日2時間)で体を温めることが日課です。体が冷えると免疫力下がりますからね。ガンになる2年前くらいから、ものすごく体が冷えるようになったんですよ。夏でも車に乗ったら暖房入れんといかんくらいでした。冷えにはとにかく気をつけてます。

それと趣味の伝書鳩レース。300羽ほど飼っていたんですが、ガンが見つかっていったん処分しました。ホルモン剤止めた頃から、また飼いだしたんです。そういう気力もでてきたんですね。ほんとはガンの話より鳩の話したいくらいなんですが・・・。なんぼでも話しますよ。(笑)もう楽しくてしょうはないですわ。元気ハツラツ!(笑)

結局ガンは自分でつくったんですよ。自分の生活習慣から起きてる。だからなんぼお医者さんに頼ったってダメです。自分で治すんです。例えがいいかどうかわかりませんが、自転車がパンクしてタイヤだけ直しても、道路に釘が落ちてたらそれをきれいにしなきゃダメでしょ。タイヤ直しても道がそのままなら、またパンクするでしょ。暫定的な対応だけでは解決しません。ガンの治療も暫定処置ですから、それだけでは十分ではないんです。いまになってみると、末期ガンで三大療法ができなかったのはよかったと思ってます。できると言われれば暫定処置ばかりやって、他の方法なんて考えなかったでしょう。

ガンになって心も変わりました。今まで当たり前で気に留めもしなかったことに目が向くようになり、感謝の気持ちも自然と湧くようになりました。女房には「ガンになってよかったね」と言われました。この前、女房の枕元にそっと手紙を差し込んだんです。「ガンになってもこうして元気でいられるのは、あなたのおかげです」 こんなことガンにならなかったらできませんでした。(笑)



高橋順子さん 進行性乳ガン
名古屋市在住
「もう一人でがんばらないで」


乳ガン体験 髙橋順子
シンガポール在住時に乳ガンが見つかった髙橋順子さん

乳ガンが見つかった3年前、私はシンガポールに在住していました。シンガポールは《検査→診断→治療》がスピーディで、日本のように待たされて“針のむしろ”状態という時間はほとんどなかったです。あちらのほうは乳ガンが多いせいか、ドクターも深刻な顔はせず、ありふれた病気扱いで機械的に処理されていきます。病院では淡々と物事が進んでいきますが、私のほうは巷で見聞きする情報やドラマで取り上げられる切ないストーリーが頭に入っていますので、「ガン=死亡宣告」のイメージでひどく落胆したものです。私の頭の中はパニック状態にもかかわらず、ドクターは全摘手術か温存手術かの選択を迫ります。温存なら術後の放射線と抗ガン剤がセットですよと、まるでパッケージ商品でも売るような感じでした。乳房を失う女性の心痛なんか微塵も感じないんだ、と憤りを覚えながら、温存手術を選びました。

術後4週間で抗ガン剤治療が予定されています。漠然とながら抗ガン剤は「自然に反するモノ」というイメージを持っていたので、乗り気ではありませんでした。病院の待合室で日本人の乳ガン患者さんを見かけたので、どんな治療をしているか尋ねてみました。彼女は抗ガン剤のつらさを訴え、カツラを購入しておくよう私にアドバイスしました。「蒸し暑いシンガポールでカツラの被るのかぁ」と私はブルーになりました。3年間抗ガン剤治療をしてきた彼女の顔は決して幸せそうには見えませんでした。しかも、ちょうどその日、彼女はガンが再発したことをドクターから告げられたところだったのです。

苦しい抗ガン剤治療を続けたのに再発・・・それが私にも起こる・・・そんな抗ガン剤治療に意味があるのだろうか? こんな人生で果たして私は納得できるのだろうか? 心の中に湧いた問いは抗ガン剤治療開始日が迫るにつれて、消えるどころか膨らむ一方です。抗ガン剤に対する抵抗感が拭い去れません。私は、ガンやそれに伴う恐怖をなんとか取り払うことができないものか、考えました。そしてそのためには、勉強をするしかないと思ったのです。

インターネットで検索し、最初に閲覧したのが織田さんが以前会長をされていたガン患者会のサイトでした。そこには、ガンが治った人がたくさん紹介されていました。「ガンが自然治癒した人たちがいる」 元々楽観的な性格の私は、その事実を素直にいいとこ取りしました。「治っている人がいる。私も大丈夫だ」と思い込みました。とりあえず、もう苦しいこと、辛いことはやめよう。自分の体を傷めつけることは、自分の体に申し訳ない。そう思いました。ですからそれを境に病院に行かないと決めたんです。そうすれば病院で怖いこと言われてストレスになることもない。免疫にとってもそのほうがきっといい(笑) 体はちゃんと声を出して知らせてくれるはずだから、そのメッセージをキャッチして対応するほうが自然だろうと考えました。シンガポールのドクターには日本に帰って治療することにしたという口実をつくって、抗ガン剤治療から逃れました。

帰国してからは、抗ガン剤治療の代わりに何かやったほうがいいだろうと、いくつかの代替療法を試みました。ガンは短期間ですぐに良くなるというものでもないので、お金がかかるのがネックでした。私は、先の患者会などで学んだ自助療法を自分なりに実践することにしました。体を温めること、血液をキレイにすること、腸の中を汚さないことを心がけました。

食事についていえば、酷いものを食べていた時期がありました。私の実家は当時としては珍しくマクロビオティックの食事をしていました。母がマクロビオティックの学校に通うくらい熱心だったのです。しかし高校卒業後の私は、その反動か、ファストフードを食べまくりました。アメリカに住んでいたときは、他においしいものがないという事情もありましたが、ピザ、ハンバーガー、ポテトのオンパレードです。そしてシンガポールでは、とにかく暑いので、毎日冷房の利いた室内で過ごし、甘いもの、油っこいもの、冷たいものを口にしていました。「ああ、この生活習慣がガンの原因だったんだ」というのは後になって気づきました。いつしか体温は体温計で測れないくらい低くなってしまいました。体表面の体温がそんな具合ですから、腸の体温はもっと下がっていたのでしょうね。

ですから、発芽発酵玄米を中心とした和食の食事、冷たいものは摂らない、酵素食品の摂取、ニンジン・野菜ジュース、湯たんぽを使った温熱法(お腹、腰、太もも、各30分:低温やけどに注意してください)、散歩を実践して体質改善に努めました。それからどんなことにも感謝し、「ありがとう」「大好き」という言葉をたくさん発するようにしました。ドクターから「私の乳ガンは飛び散っているので手術しても全部は取り切れない」と言われていましたが、1年数カ月後にガンは無くなっていました。

私はガンのことをもっと知りたくなり、ガン患者さんと関わる仕事に就きました。そこで自然治癒力を高める方法を学ぶと共に、ガンの人たちを観察しました。自分の経験と相談に来られる患者さんとの交流からいくつか気づいたことがあります。生活習慣がガンに大きく影響しますが、とくに心の持ち方や生き方の問題を抜きにしてガンは治らないと感じました。一生懸命ガンを治そうとするのはいいのですが、四六時中ガンのことを考えている人、ガンを極度に恐れている人、ガンが全身に広がっていく心配をしている人は、イメージ通りにガンから離れられません。

また代替療法に取り組むには、決意や覚悟が不可欠です。標準治療がダメだからとか、誰かがそれをやって良くなったから、というくらいのモチベーションではあまり良い結果を得られていません。家族や知人に勧められたから取り敢えず試してみるか、という気持ちで挑むのもあまりよろしくないですね。「自分で治すんだ」「自分の責任でこの方法を選んだのだ」という自立的な意識が伴わないと、効果の出方がちがってきます。

いろいろ観察した結果、改善しない人に共通する傾向が見てとれました。
1.生活習慣を変えない
2.人の言うことを聞かない
3.考え方を変えない
4.悲観的
5.感謝しない
6.依存的
7.病気のことしか頭にない
8.不平不満、愚痴、悪口が多い
9.頑固、融通が利かない
10.責任感が強すぎる
11.自分のことしか考えない
12.真面目
13.頼まれたら断れない
14.体裁を気にする
15.心配性

ただ世間一般に流されているガンのイメージは「恐ろしい不治の病」です。そのイメージを薄めるには今日ここで開催されているような「がんになってもでも元気に生き抜いている人たち」の存在を知り、話を聴き、言葉を交わすことだと思います。皆さんは一人ぼっちではありません。仲間がいます。一緒に生き抜きましょう。

拙い話でしたが、ご清聴ありがとうございました。


がんになっても元気に生き抜く
会場からの質疑にお答えしてます


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