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データ2021年06月14日
 

西洋医学も自然療法も、生きる力(生存能力)をアシストするためのもの!

私たちは野生の生き物として、生きる力(生存能力)を持って生まれてきている。そして、生きる力の一部として治る力が装備されている。

ゆえに、応急処置(西洋医学)も代替療法や自然療法(健康法・養生法)も、その最終目的は個々人の生きる力(生存能力)をアシストするためのものである。

■なぜ治り方は十人十色なのか?■

端的に言うなら、

「機械じゃないから」

機械が同じ故障を起こしたなら、マニュアル通りの手順で部品交換、修理、メンテナンスをすれば直ります。(それでも寿命はあるでしょうが)

人間の場合、そうはいきません。ひとり一人のスペック、取説が異なります。

生物学的には、子孫を存続させるため「多様性」という自然界の保険がかけられています。同じタイプの人間ばかりだと、もし環境が劇的に変わって適応できないと絶滅してしまいます。人類という種の絶滅を避けるためには、多様性の原理が働き豊富なバリエーションの人間を用意するのです。

細胞が分裂する際、およそ25,000の遺伝子をコピーしますが、常に100~200の変異を起こしています。「遺伝子の変異」というと発がんなど悪いイメージがありますが、実はまったく同じコピーにしないのは、状況が変わったときに生き残れるよう進化の一つとして変異させていると考えられています。

加えて、他の生き物より発達した脳の存在も関係しているでしょう。本能以外の意識や思考の脳が、多様な個性の形成に関与することでも多様性が生まれます。

従って、がんの種類やステージが同じでも、治療の効き目、副作用の出方、生活習慣の見直しによる改善などに差が生じます。


■「治る」の最終活用形は「いま生きている。ならば、どう生きる」■

科学的エビデンスを蓄積した標準治療を施す医療現場では、「治る(治癒)」ではなく「寛解」「5年(10年)生存率」「奏功率(腫瘍サイズの変化)」という表現を用います。

がんと診断された患者さんの多くは、腫瘍の消失を「治る」とイメージします。

その言葉の解釈の差に落胆する患者さんがいますが、失望することはありません。

「治る」=「がんの消失」という固定化は生き物の本来性に反します。

生き物の観点からすれば「生きること」こそが「最も初期的な生きる目的」です。がんがあろうが、脳梗塞で後遺症が残ろうが、片足を失おうが、本能は生きようとします。そして、生きる力の一部として治る力が備わっています。

その初期目的からすれば、「治る」は白黒二極化ではなく色彩豊かなグラデーションです。

がんが消える
がんが小さくなる
がんが再発しないようにする
がんの寛解を維持する

これらは、がんを主役に設定したモノトーンな「治る」です。

一方、あなたが主役の場合は、

「いま生きている」 

そして、そこにどんな彩色を施すかが、あなたの「治る」です。

体内にがんが存在することに強い怖れを感じる人もいるでしょう。しかし、「癌」は多細胞生物の宿命でもあります。

私たちの祖先は、単細胞生物から多種多様な役割を担う細胞を持つ多細胞生物に進化する過程で「Src(サーク)」という遺伝子を獲得しました。

Srcの主な働き
・細胞の増殖(新陳代謝)を助ける
・精子の卵子への侵入を助ける
・傷を治すために細胞増殖、細胞移動に関わる

この生命活動にとても重要なSrcが変異すると「がん遺伝子」として、がん化を促進させます。(がん遺伝子は他にもある)

がん遺伝子と呼ばれるものは、通常のオペレーションでは生命活動を支えています。また、がん化にブレーキをかけるがん抑制遺伝子は数百種類あります。要するに私たちは現在の“ヒト”という様々な活動ができる生き物に進化する過程で、その代償としてがんが発生する仕組みも引き受けたのです。

ですから体内では「がんがあったり、なかったり」が平常なのです。

したがって、「いま生きている」ことが生命の証なのです。


■生きる力(生存能力)をアシストしているか?という視点■

これまで述べてきたことから、治療法や健康法・養生法を選び実践するにあたり、

①「生きる力(生存能力)をアシストしているか?」
②「がんがどうなるか?」

この二つの物差しを持っているとバランスが取れると思います。

①と②の双方を同時進行的に満たしてくれればよいですが、相反するベクトルの向きになる場合は優先性、補完性、加減を考慮する必要があります。

とくに、生きる力を削いでしまう・・・基本的な生命活動に支障をきたす・・・状況に陥るのは危険です。治療どころではなくなってしまいます。

それは侵襲性の高い(身体に負担がかかる)標準治療だけが問題になるわけではありません。

過剰な標準治療は、もちろん生きる力にダメージを与えてしまうリスクがあります。

ところが、一般的に“健康に良い”と思われている自然療法、健康法、養生法であっても使うタイミングや使い方を間違えると生きる力を削いでしまいます。


■がんと死に付けている“解釈”が生きる力を削ぐ■

療法選択に大きな影響を及ぼすのが、「がん」「死」のイメージです。

がんと死がイコールになり、がんと死を過剰に怖れる背景があると、がんを消すこと一辺倒になり、生きる力への視点を失い、生きる力を削ぐほどの療法に突っ込んでいきかねません。

また、怖れや不安から気力が低下(うつ気味)すれば、日常の生活や治療に対して意欲が低下します。

このような場合は、同じ病を経験している人、現在治療中の患者さんと交流することは気持ちのリセットになるので、自分に合った患者会やコミュニティに参加されるのもよいでしょう。



《付記》
幾つかのテーマごとに「生きる力をアシストする」という視点でダイジェスト的に記します。(個人の状態、病状によりディテールの検討は必要)


【生きる力をアシストする西洋医学】

標準治療は応急処置(手早くがんの細胞数を減らす)なので、とくにがんの増殖が活発な場合は有効

姑息治療(QOL改善のための医学的措置。腸閉塞の治療など)、感染症予防、緩和ケア(栄養管理、痛みのコントロールなど)

免疫チェックポイント阻害剤、がん抑制遺伝子を調整する薬剤は、そのメカニズムから患者さん自身の治癒能力を利用するものである

通常医療を受けることによる患者さんの安心感

*過剰な西洋医学治療は言うまでもなく生きる力を削ぎます。


【生きる力をアシストする代替治療(医療機関でしか施さない療法)】

通常の医療だけを担う医療関係者からは、エビデンスがない、保険の利かない治療と批判されることもあるが可能性はゼロではない

通常医療で「もう治療法がありません」と告げられた場合、心理的に救われることもある

東洋医学や伝統医学には元来「生きる力をアシストする」という発想がある

*自費診療の治療は経済的な余裕がないと返ってストレスになります。

*代替治療の医療機関が示す有効性は、“瞬間最大風速”的な数値の場合があります。一時的にでも画像やマーカー値の改善が見られたら有効とカウントしているかもしれません。(なかにはホントにブラックな施設もありました)

*一般的にクリニックレベルで診療しているため、効果が得られず病状が進行した場合や重篤な状態になった場合に対応はできません。従って、通常の医療機関とのパイプは残しておくほうが安心です。


【生きる力をアシストする食事、(運)動、睡眠】

この3つはどんな野生の動物も行っている=生命活動のため(新陳代謝)

食:栄養素補給

動:循環、内臓機能、体温

眠:心身のメンテナンス

*栄養障害(食べ過ぎ、不足)は生きる力を削ぎます。

*過剰な運動による活性酸素、体力消耗はマイナス。

*睡眠不足だけでなく昼夜逆転生活も自律神経やホルモン、免疫が誤作動します。

(*)いずれも個人差がありますが、とくに多い事例では制限系の食事による栄養障害(失調)です。栄養ががんに行き渡らないよう制限をするのですが、全身が栄養障害になって代謝・免疫が落ちてしまうと本末転倒です。


【生きる力をアシストする温熱】

体温を上げる基本は運動(筋肉を使う)

深部体温を上げるなら液体(お湯)が効率がよい

HSP(ヒートショックプロテイン)効果

*がん細胞は熱に弱いという理論に準じ温熱治療単独でがんを治療する試みは良好なデータが見当たりません。

*体力が低下している状態、出血や炎症がある場合の温熱は注意が必要です。


【生きる力をアシストするサプリメント、健康食品】

基本的に抗がん剤のように直接的にがん細胞に作用するものではない

標準治療の補完、自覚症状やQOLの改善の効果は期待できる

*栄養状態が悪い、体力が低下している場合に機能賦活型のサプリメント、健康食品の摂取は「やせ馬に鞭を打つ」になるリスクがあります。


【生きる力をアシストする手技療法】

自覚症状やQOLの改善、緩和ケア的措置として期待できる

停滞していた機能の再起動を促す可能性がある



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*2021年8月26日
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