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ガン対談

サイモントン療法 川畑伸子先生

ガンの心理療法の先駆け「サイモントン療法」 
2010年4月 東京 四谷にて

私ごとですが、ガンの心理療法である「サイモントン療法」に関する書籍を読んでから、もう10年近く経ちます。

その数年前から漢方を学び始めて、「気」とは決して摩訶不思議なものではない・・・と理解できるようになった私は、人の心理にも興味を抱くようになりました。心は、襲いかかるストレスや物事の見方、考え方を支配し、その人なりの情緒や思考習慣を発現させるに留まらず、物質的な肉体にも影響する。必然、病を発露させたり、治癒の促進と妨げにも関与する。地元の薬局グループ内でのガンをテーマにした勉強会の担当になった私は、心とガンの関係にも目を向けるようになり、サイモントン博士夫妻が著した『がんのセルフ・コントロール サイモントン療法の理論と実際』を手にとりました。

当時はイメージ療法の部分が強く印象に残りましたが、サイモントン療法の真髄は【自分の本性を取り戻し、より自然に自分らしく生きること】です。日本では、2003年にNPO法人サイモントンジャパンが設立されました。現在その活動の中心を担う川畑伸子先生に、東京 四谷でお話を伺いました。

(昨年刊行された『サイモントン療法~治癒に導くがんのイメージ療法』は川畑先生がサイモントン療法のことをわかりやすく執筆されています↓)





◆サイモントン療法との出会い◆

小澤
セッションの合間にお時間をいただきありがとうございます。

川畑先生
慌ただしくてすみません。

小澤
川畑先生はどのようなきっかけでサイモントン療法に携わるようになったのですか?

川畑先生
1991年ロサンジェルス在住時に、サイモントン博士の通訳を頼まれたのがきっかけです。

小澤
当時からセラピストのようなお仕事をされていたのですか?

川畑先生
いえいえ。私はビジネス畑で医療や心理療法は専門外です。ですから最初通訳の仕事をお断りしたのですが、依頼してきた知人に「とにかく参加者に雰囲気だけでも伝わればいいから」と説得されてお引き受けしたのです。

小澤
その通訳が、まさに川畑先生にとって人生の大きなターニングポイントになった?

川畑先生
そうなんです。担当したのは、サイモントン療法の基本となるの【6日間プログラム】だったのですが、末期ガンで苦しんでいる参加者が、笑顔になって帰っていく!その変化に衝撃を受けました。一時的に元気になったという様子ではなく、自分の人生を取り戻したかのように見えました。なにがそれほど劇的な変化をもたらすのだろう、と私は興味を持ったのです。

小澤
まあ、ハマっちゃったわけですね。(笑)

川畑先生
ええ、ハマりました。(笑) それから、サイモントン博士の専属通訳を務めるうちに門前の小僧ではありませんが、サイモントン療法に傾倒していき、2001年に日本人初のサイモントン療法認定セラピストになりました。

小澤
ビジネスの世界で活躍していた川畑先生を、サイモントン療法の何がそこまで惹きつけたのですか?

川畑先生
サイモントン療法のプログラムはガン患者さん向けのものですが、その内容は、私も含めて病人だろうが健康な人であろうが当てはまるものだと感じたんですね。「人がよりよく生きるとは?」というのが主題になっているんです。

小澤
一般的なビジネス界での成功度からすると、対極的な観念ですね。

川畑先生
私にとっても180度の方向転換です。最初に通訳をしたプログラムの参加者は、それこそ社会的には成功されている人ばかり。ビジネスの世界で生きてきた私としては師として仰ぎたい方々でしたが、サイモントン博士のプログラムで彼らには「人生に喜びがない」ということが浮かび上がってきたのです。社会的地位や名声、お金もあるのにですよ・・・。それはショックでしたね。

サイモントン療法 川畑伸子
川畑伸子先生(左)と編集長 四谷をランチをとりながら


◆サイモントン療法=イメージ療法ではない!◆

小澤
サイモントン療法は創始されてからすでに30年以上の実績があり、ガンの心理療法としては先駆け的存在ですが、イメージ療法と認識されている人も多いようです。

川畑先生
マスコミや著名人の表現によって、「ガンが消えることをイメージしてガンを癒す」という一部分が強調されてしまったようです。
しかしこれはまったくの誤解です。

小澤
私の記憶でも、脳腫瘍のお子さんがミサイルでガンをやっつけるイメージ療法が番組で紹介されていたと・・・?

川畑先生
あれも別のサイコセラピストの患者さんで、サイモントン博士は手掛けていないのです。

小澤
そうだったのですか? 

川畑先生
サイモントン療法の真髄は、「自分の本性を取り戻す」ことを目指します。つまり、自分らしく自然に生き、人生に自分なりの喜びを見出すことが重要だと考えています。イメージ療法は、サイモントン療法のいくつかある手法の一つに過ぎません。

小澤
ということは、ガンという物質的なデキモノに目を向けるより、自身の生きざまに焦点を当てるということですか?

川畑先生
そういうことです。それは【本来、人間というのは健全な存在なのだ】という前提に立っています。病気は不自然な自分が発生させる。西洋医学の父と呼ばれるヒポクラテスは「自然から離れると病気に近づく」と言いました。ということは、病気から離れるためには、自然に近づけばいい、ということになります。

小澤
この場合の自然とは、その人にとって自然な生き方、ということなのですね?

川畑先生
もちろん身体にかかわる食事や喫煙、睡眠、労働など物質面の不自然さもありますが、精神面や心の不自然さにサイモントン療法はアプローチしていきます。実際、物質的に不自然な行為も、無意識の心が支配していることが根源的な原因であるケースも少なくありません。

小澤
不自然な心身の在り方、生活習慣が病気を引き起こすというのは、東洋医学的な病因論に通ずるところがあります。東洋医学は病気や症状を、自分のバランスが乱れたことによって現れるサインと考えます。

川畑先生
サイモントン療法でも、ガンは「メッセンジャー」だと捉えます。本人に何かを伝える必要があって生じたものであると。

小澤
そう考えると、ガンのイメージも変わってきますね。「あなた、今のままでいいの?」なんてガンは問いかけているのかな?

川畑先生
ガンに対する認知の修正はとても重要です。それは、まやかしとか気休めではありません。ガンに対する過度の恐怖心は、治癒を阻害し、治療効果を低減させるでしょう。「ガンは死に至る病」と認識していたら、その意識から逃れることは難しくなる。でも、現実はそんなことないでしょ。ガンでも治っている人はいっぱいいるんですから。治る人もいれば、治らない人もいる、というのが正当な評価です。その上で、本人がどう受け止めるか。

小澤
「人はものごとそれ自体によってではなく、自分がそれをどう見るかによって混乱する」(エピクテウス)ですね。

ガンをあなたの体を蝕む恐ろしい物体とイメージするのか?それとも、あなたの不自然な生き方に気づかせる心優しき守護神とイメージするのか? さらに、ガンに対するイメージだけでなく、治るとはどういうことか、人間の治癒力とは、生きること、死ぬこと、それらへの思い込みの変化は、やはり人体に作用するのでしょうか?

川畑先生
私は変わると信じています。詳しいことは著書に記載されていますが、思い込み、意識を変えることで、痛みが緩和されたり、ガンが退縮された方もいらっしゃいます。


◆依存から自律へ◆

小澤
一生懸命イメージや思い込みを変えようとしても、病院では恐怖を煽るようなドクターの物言いに患者さんは動揺している現実も少なからずあります。

川畑先生
確かにそうですね。やはりお医者さんという権威ある専門家に言われれば、ネガティブなイメージは強化されてしまいますね。

小澤
下手に楽観的なことは言えないという環境に身を置くお医者さんの立場からすると、最悪のケースを想定して患者さんに告げてしまうというのもわからないではないですが・・・。

川畑先生
それでも、お医者さんの一言が気力を萎えさせ、治癒力や免疫力に影響することは想像できます。ただし、お医者さんが一方的に悪いとは言い切れないとも思います。依存心の強い患者さんにも問題があるはずです。

小澤
自分の病気をすべて病院任せにしてるような人のことですか?

川畑先生
私たちは、医学やお医者さんが万能でないという認識を持つべきだと思います。標準治療、代替療法、生活習慣改善・・・それぞれが得意とする持ち場があります。各療法はオーケストラの各パートを担当する楽器です。それらを調和させてハーモニーを奏でる指揮者は、お医者さんでなく、患者さんであるべきです。

小澤
ガンは誰に対してメッセージを送っているのか? お医者さんじゃなく、患者さん本人ですものね。

川畑先生
自分の体を良くするためには、患者さん自身に自律性、主体性が求められます。自分の病気にも治療にも責任を持つ。

小澤
しかし専門知識がないといって、多くの人は自分で決定できないのでは?

川畑先生
専門的な知識というのは、往々にして他者の目線になりがちです。参考にするのはいいですが、他者の物差しを使って決定してしまうと、自分自身の奥底では腑に落ちていない。

自分の人生を生きることは、日々起こることを、病気を、そして生死を、自分なりに受け入れ、自分なりの意味合いが持てること。そういった起点ができると、人生に何らかの課題が次々に降りかかって、そのために何かを選択し行動するにしても、最終的に自分の物差しに照らし合わせて決定できます。

小澤
「主体性と責任を持つ」ということをまたそれ自体を責務のようにとらえて「~しなければならない」と考えるのではなく、もっと自分の心から湧いてくる自然な思いに身を任せていいのですね。

川畑先生
ガンは、もう一度自分にとって人生の喜びとは何か?を考えさせてくれる貴重な機会を与えてくれています。本来の自分を生きるためには「病気をどうするか?」ではなく「真の喜びを持って生きるにはどうしたらいいか?」に目を向ける。すると患者さんの生命力・治癒力は輝きを増すのです。

小澤
本日は、お忙しいところご協力ありがとうございました。

 

【編集長感想】

サイモントン療法は【ガンを消すことを思い描いて治す】というような安直なイメージ療法ではありません。人間という生き物の本来性、尊い生命力に目を向ける。そこから、自分は自分でいいんだという安心感を土台に、自分にとって自然な生き方に軌道修正を図る療法です。

ガンがあるかないかに執着して怖れや不安に翻弄されながら生きる。
ガンであってもなくても、よりよく生きる、人生の喜びを感じながら生きる。

あなたはどちらを選びますか?




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