親身に相談にのってくれる医師・薬局・治療院

ガン対談

船戸クリニック院長 船戸崇史先生

自分の住んでる地域にも一人は居てほしいお医者さん、あってほしいクリニックです。
2011年9月 岐阜県養老郡養老町のクリニックにて

名神高速大垣インターから数分の幹線道路沿いにある船戸クリニック。彼方に養老山を眺める田園地帯のなかに、街中でお目にかかるクリニックとは明らかに異なる自然調の建屋があります。「このなかに入ってみたい」そんなふうに感じる医療施設ってあまりないですよね。温かく迎え入れてくれる建屋から、船戸院長やスタッフの方々の患者さんに対する姿勢をうかがい知ることができます。そして本院を取り囲むように佇むログハウス風の通所リハビリや介護棟。「えッ、これも付属施設?」という素敵な欧風の建物には、なんと統合医療センターと自然食レストランが併設されています。ここはたんに治療するだけの場でないことが、船戸先生にお会いする前からわかっちゃいました。

岐阜養老 船戸クリニック 船戸崇史先生
向こうは養老の山々。養老の滝も。

岐阜養老 船戸クリニック 船戸崇史先生岐阜養老 船戸クリニック 船戸崇史先生

岐阜養老 船戸クリニック 船戸崇史先生岐阜養老 船戸クリニック 船戸崇史先生
僕の下手な写真でも、居心地の良さが伝わるでしょ!(笑)


◆外科医としての絶頂期にメスを置いたのは?◆

小澤
診療と往診の合間にお時間を割いていただき、本当にありがとうございます。

船戸先生
いえいえ、お待たせしてすみません。

小澤
こちらにクリニックを開業されてもう17年になるのですね。

船戸先生
いつのまにか月日を積み重ねました。

小澤
17年前というと船戸先生は30代半ば。外科医としては、ちょうど絶頂期を迎え腕を揮いたい盛りです。手術症例の集まる病院を去り、あえて開業を決意されたのはどんな理由からでしょう?

船戸先生
一言でいえば、手術だけでガンを治せないことに気づいたからです。

小澤
失礼ですが、外科のドクターなのにですか?

船戸先生
もちろん私も外科医として誇りを持って仕事をしていました。手術でガンは治せる。再発するのは手術が下手だからだ、と信じていました。「手術の腕を磨いて手術を成功させればガンは治るんだ」と。だから次から次へと手術をしていました。

小澤
ところが、どうもちがうようだ…。

船戸先生
手術の出来栄えの評価というのは、「合併症がでない」「出血量が少ない」「手術時間が短い(麻酔をかけている時間が短い)」「手術の傷痕がきれい」なんですよ。私は上手でしたよ。(笑) でも、そういう観点からいくら手術が上出来であっても、ガンの根治率は変わらなかった。そのうちにわかってきたのです。【手術でガンを切り取れても、治したことにはならない】 なぜなら、発生したガンをメスで取り除くことはできますが、ガンを発生させた原因をメスで取り除くことはできないからです。

小澤
外科医としては大きなジレンマですね。できれば気づきたくない、いや気づいても封印したい。(笑)

船戸先生
封印できなかったですね。(笑) 小澤さんが仰るとおり、当時私は消化器外科医としてすべての手術を任されるようになっていました。胃、大腸、肝臓、膵臓・・・一通り全部できるようになっていました。でも、「切っても治していない」という実感があった。治らないもんだから、メスがドスに思えたことがありますよ。

小澤
はあ。

船戸先生
加えて、こういう仕事をこのままずっと続けるのか…という疑念が自分のなかに湧いてきました。すでに外科部長という要職に就いていました。まあ、出世すれば病院長になれるかもしれません。病院に勤め続けていれば安定した収入と社会的地位は確保できます。しかし私は「これは俺のやりたいことじゃないなぁ~」と感じだしたのです。

小澤
そのような思いが船戸先生を開業に駆り立てた。でも病院スンナリ辞めれたのですか?

船戸先生
上司の先生には言われましたね。「ここまでできるように仕込んだ(手術の)技術はどうなるんだよ! こんなふうに辞められるのが、いちばん困るんだッ!」お叱りを受けました。(笑) でもしょうがないですよね。やりたくないんですから。

岐阜養老 船戸クリニック 船戸崇史先生
船戸崇史院長(右)と編集長


◆ガンとはどういう病気ですか?◆

小澤
先ほど先生は、「ガンを発生させた原因をメスで取り除くことはできない」と言われましたが、船戸先生のお考えではガンとはどういう病気なのでしょうか?

船戸先生
「最終警告」ですね。

小澤 
最終警告?

船戸先生
このままの生き方じゃダメだよ! 生き方のダメさ加減が命懸けだよ! というメッセージをガンが発している。

小澤
レッドカード一歩手前ということですね。このままの生き方を続けたら人生を退場しなければならない。

船戸先生
その人本来の自分らしく生きることから外れてしまっている。自分の人生を見直すチャンスをガンは与えてくれている。ここで気がつけば、自分本来の人生の目的に戻れる、ということだと私は思っています。

小澤
昨今はガンは生活習慣病だという認識が浸透しつつあります。生き方という精神要因だけでなく、食生活やタバコなど物理的要因もガンの誘因となります。これら物理的要因も生き方と関わる部分があるのでしょうか?

船戸先生
私はイコールだと思っています。食べ物やタバコ、アルコールなどの嗜好も根っこは生き方に端を発している。生き方は物理的な生活習慣に反映されると思います。

小澤
では、そのようにガンを捉えた場合、ガンを治すにしても、ガンを抱えながら生きるにしても、どのように向き合っていけばいいとお考えですか?

船戸先生
【変化】です。変えること。生き方を変えることで、精神面・物理面の生活習慣が変わり、体も変化する。九州大学の池見(酉次郎)教授は「全人的変容」という言葉を使っています。

小澤
「人が変わっちゃった!」というくらいの変化ですね。

船戸先生
ガンを完全に根治しようと思ったら、「全人的変容」ほどの大変化が要るでしょう。しかしそこまでの全面的変化でなくとも、変われば変わったぶん運命も変わると思うんですよ。

小澤
フルモデルチェンジでなくて、マイナーチェンジでも変える意義はある。

(*注)
池見酉次郎教授(九州大学心療内科)と内科医の中川俊二先生は、ガンの自然退縮者に直接インタヴューを行い最終的には70数例の事例を収集し、ドイツの精神医学に論文投稿もしています。また中川先生は著書『ガンを生き抜く』(1983年)において、自然退縮12例を紹介し、そのうち11例に「実存的転換」が見られたと著述されています。実存的転換とは「ガンや死への恐怖がみられず、ガンであることを自覚したのを機に一大転換がおこり、不安、恐怖を克服して、生活の是正とともに、新しい対象の発見や、満足感、生き甲斐の再発見、そして残された生涯の一日一日をより有意義に、また感謝しながら前向きに行動するという姿」です。


船戸先生
そういうことです。個人個人のアイデンティティの問題などありますから一概には言えませんが、周囲の人がびっくりするくらい変わった人は、再発や転移なども少ない。本人が変わったと言っても、奥さんが「いや、以前と同じです」というような人は、またガンが出てきやすい。

小澤
しかし今も医療現場では、手術で摘出しガンが見えなくなると、主治医は「もう、今までどおり元の生活に戻っていいですよ」と指示するケースが多いですよね。

船戸先生
外科医は「きれいに取れましたから」という言葉を使いますが、本音は「きれいに取ってあげたから」「私が治してあげたから」という感覚です。「治してあげたから、もう好きなようにしていいよ」という意味です。とんでもないですよ。

小澤
現実は無罪放免というわけにはいかない?

船戸先生
いきませんね。今までの生活の積み重ねで正常細胞がガン細胞になったのだから、今までと同じことしてはいけないんですよ。またガンになりたくなかったら。

小澤
なるほど。しかし、生き方というのはわかりにくいですよね。画像診断や血液検査のように目に見えたり数値で表されるわけではない。そうなると、どのあたりが気づくきっかけになるのでしょう?

船戸先生
いや、本人に尋ねればいいんです。「ガンになった原因は何だと思う?」と。患者さんはね、自分で心当たりがあるんですよ。ちゃんとね。わかってる。

小澤
そう尋ねられても、首を傾げる人もいるのでは?

船戸先生
わかってますよ。ただ、人間は他の動物とちがって本能の脳だけでなく新皮質という新しい脳を持っています。これが理屈の脳なんで、否定したり、誤魔化したりするんですが、まず全員原因を持ってますよ。原因のなかで割合が多いのは、人間関係のストレスです。


◆船戸クリニックの診療方針は?◆

小澤
こちらのクリニックでは、一般保険診療のほかに、在宅診療、介護、補完代替医療が充実しています。キュア(治療)だけでなく十分なケア(緩和医療)にも配慮された診療体制をとられていますね。

船戸先生
当院に来られるガン患者さんは、すでにあらん限りの標準治療をされた方が多いのです。ですから、それ以外の手法も用意しています。ガン患者さんに対して、ガンを治すだけでなく、「生きててよかった」という思いを持ってもらうことが私の基本理念です。そのために、補完代替医療やケアをツールとして準備しています。

小澤
いま対談させて頂いているこちらのご施設は、補完代替医療専用(生きがい統合医療センター)なのですね。そして自然食レストランも併設されています。素敵な施設ですね。

岐阜養老 船戸クリニック 船戸崇史先生岐阜養老 船戸クリニック 船戸崇史先生
生きがい統合医療センターと自然食レストラン「穂の歌」が併設されています。いいですねぇ~。

船戸先生
治すことを目標にしている患者さんには最大限効果的な治療を行えるように、そして、「治る:治らない」という結果に囚われず人生を全うしようという生き方にギアチェンジされた方にはそのサポートができるよう、3年前におもいきって造りました。

小澤
具体的にどんなことをやっているのですか?

船戸先生
いろいろなイベントや講座を開催しています。ビワキュー、クレニオ・セイクラル・セラピー、オイリュトミー、オイルマッサージ、フェイシャルリフレクソロジー、温熱療法、手揉み療術など伝統的な療法から、座禅や気功などの講座もあります。

小澤
プログラムを拝見すると、毎週水曜日にはミニセミナーを開いているんですね。

船戸先生
今日は中医師の先生に気功をテーマに話してもらっています。水曜日は、ガンの方を対象に気軽に語り合えるサロン風に運営しています。ゲストは医師ばかりでなく、当自然食レストランの店長だったり、テラピストさん、来月は日本ハグ協会の方にも来てもらいます。

*船戸クリニックの講座やイベントの案内はこちら!

小澤
このような機会にガン仲間の方と交流したり、通常の医療以外の療法に触れることで、生き方を自己修正するきっかけにもなるのでしょうね。

船戸先生
そうなんですね。体験することで、ちがう価値観に触れ、変化しやすくなると言えます。

小澤
代替治療としては、「高濃度ビタミンC点滴療法」「インディバ温熱療法」「還元電子治療」「リンパ球点滴療法」を施術されています。

船戸先生
希望される方には、ビタミンC、温熱、還元電子治療を主メニューとしています。通常医療が必要と思われる方には、その旨もしっかりお伝えします。

小澤
これらの治療法はどのような基準で採用されているのですか?

船戸先生
先ほどからだいぶ精神論を語ってきましたが、その思いをのせるツールは必要です。それと、例えば同じ風邪薬でも、Aという医者が処方した場合とBという医者が処方した場合では効き方がちがうはずです。医療者側がその治療法を信じ思いがこめられているかどうかは、治療効果に影響します。ですから当クリニックでやっている療法は、単に理論やデータに頼るだけでなく、いずれも私が良いと強く思っているものです。

小澤
なるほど。

船戸先生
人間には内在する素晴らしい治癒力が備わっているはずですから、それを引き出すようなツールの組み合わせにしています。加えて、そのような療法を体験し自己の治癒力や免疫力に目を向けることは、治療法に全面的に依存するという図式から脱却し生き方を見直すことにも繋がります。

小澤
治すのも、生きるのも、自分ですものね。

船戸先生
どんな末期の人でも生きたいんですよ。でも、「生きたい」は「治したい」とイコールではない。「治したい」という方の願いにも、「治らなくても生きたい」という方の願いにも、精一杯協力していきたいですね。大切なのはその人なりに「生き切る」ことだと思います。

小澤
船戸先生は、患者さんたちが「生きることにエネルギーを注げる」精神環境と肉体環境をサポートされているのですね。あらら、もう往診に行かれる時間ですね。お忙しいところ、ご協力本当にありがとうございました。

船戸先生
こちらこそありがとうございました。


◆船戸クリニックのホームページはこちら!(診療はすべて予約制です)

【編集長感想】

私はね、製薬会社(抗ガン剤のトップメーカー)に勤めていたのでドクター慣れはしてます。しかしですね、診療がアポイントの時間までに終わらないからって、待合室で待っている私に、受付の方でなく、院長自ら来られて「わざわざ来てくれたのに申し訳ない、もう少しお待ち願えますか」って、あり得ないですよ。(ジーン)

*10月9日 堀内裕先生の「還元電子治療」の講演会でもご一緒しました。
(講演会の様子はこちら!)




ガン克服レポートガン克服資料

ガン克服テキスト

◆ガン克服に役立つ『無料レポート』はこちらから!

◆ガン克服の資料請求(無料)はこちらから!

◆各種ご相談はこちらから!

◆ガン克服に役立つテキストはこちらから!


テキスト購入 無料レポート 資料請求

この記事の関連キーワード
ページトップへ