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親身に相談にのってくれる医師・薬局・治療院

ガン対談

ハズしまぶくろクリニック院長 島袋隆先生

講演会「日本一楽しいガン対策の話~ガンの言い分」
2012年2月 京都社会福祉会館(ガン患者の会 ASUKA 主催)

島袋隆先生 講演会
島袋隆 先生


今日はこの5年ほどの間に500~600人のガン患者さん…ほとんどが進行したガン…およびそのご家族の方々とお話しをして気付いたことをスライドにまとめてきました。私は現在、京都の十条リハビリテーション病院に在籍している外科医ではありますが、今日の私の立場は「ガン細胞の弁護士」です。(笑) 

さて、ガン診療に携わっている身として大変お恥ずかしい数字をお見せします。ガンの死亡者数は、1981年が約16万人、2001年が約30万人です。ところが、この恥ずべき現状を把握していない医者がたくさんおります。これは放っておけない事態です。もしこの成績が会社の一事業部であったなら、莫大な経費(医療費)を掛けているにも拘わらず成果が上がっていないのですから、当然その事業部は廃部になるでしょう。多くの医者がこの現状を目の当たりにして「我々は誠心誠意医療をしているのだからごちゃごちゃ言わないでほしい」と考えるのではなく「どうしてなのだろう?」と真剣に考えなければいけないと思います。

では、ガンで亡くなる方がこれほど増えている現実に対し、世論はどう反応しているのか?
「ガン怖い!怖い!」
「ガン憎し!憎し!」
「ガン細胞を殺してしまえ! 切って捨ててしまえ! 兵糧攻めにしてしてしまえ!!!」
となっています。

ところが憎し憎しで戦おうとするのですが、成績は一向に上がらない。一昨年はついに38万人ですよ。この具体的な数字をほとんどの医者は知りませんが、現場で「どうもガンは治りにくいよな」という雰囲気は感じています。そこでガンの治療成績が上がらない原因を探ってみますと、患者さんたちとのお話しの中から浮き彫りになってきます。

・腫瘍マーカーに一喜一憂する
・余命を宣告された精神的ショック
・抗ガン剤の連投による疲弊

このような状況の常習化によって、医者側は「ガンは治らない」という雰囲気になってきます。医者は治すことよりも「医学的にはここまでの命だが、どうにか延命できないか」という思考になってきます。ところが患者さんにとっての治療はどういう状態であれ「根治」「完治」が当然の目標です。ですから医者側と患者さん側の治療目的にミスマッチが生じます。医者と患者さんの意識にこれほど差があっては、良い医療ができるわけがありません。

ではどういう医療がいいのか? 自分が受けたいと思える医療とは?ということを考えました。いまのガン医療に関わる医者と患者さんの実際的な問題とは何か?を考えました。

【おびえ・恐れ】
接した患者さんの9割9分9厘がおびえています。ガンというものを漠然と恐れている。死を恐れている。例えばガンと診断されたなら、体の別の部分が痛くな
ると(それが筋肉痛や、神経痛であっても)すぐにガンが転移したのではないかと恐れ、おびえ、悶々とします。

【荒さ】
医療自体の荒さ、医者の接し方の荒さがあります。医者がする説明…内容、筋道…は、とてもわかりにくい。「何のために手術をするのか?」「何のために
抗ガン剤をするのか?」「再発したから○○治療をしましょう」…説明に根拠が不足している。さらに掛ける言葉が荒い。ある有名人の身内の方の失明について眼科医がテレビ番組でこうコメントしていました。「左にそういうことが起こったら右にも起こるかもしれない」 こういう言い方を許していていいのかな?と思います。言われなくても本人、家族が右にも起こる可能性を十分にわかっています。もう少し言い方に工夫があっていいのではないでしょうか。言葉には魂があるのだから、ストレスとして相手にずっとのしかかってきます。

【軸とバランスの乱れ】
ガン治療の主人公は患者さんであるのに、患者さんが「自分で治す」という気持ちになれていません。患者さんがそういう気持ちになる環境づくりを、いま
の医療はできていない。それから、ご家族としては愛情表現なのでしょうが、「今この人に死んでもらっては困る」という物言いをよく耳にしますが、患者さん本人にとっては大きなストレスになります。誰でもいつかは死ぬことが自然であるにもかかわらず、生への過剰な執着は生命体としてのバランスを乱します。


ここまでの話はよろしいでしょうか? 次に提起された問題に対して、治ることを語れる数少ないお医者さんの理論(堀口先生や安保先生)などを踏まえ私なりに考えたことをお話します。

■ガンは憎い敵なのか?■
ガンは別名「悪性腫瘍」ですが、「悪性」とは何か? このことを考えたきっかけは、腸内の悪玉菌です。腸の中には善玉菌と悪玉菌があります。動物実験
ですが、悪玉菌を排除するとその動物は死んでしまった。悪をやっつけても生きていけない。コレステロールにも善玉と悪玉があります。これも実験で悪玉コレステロールを基準値内にコントロールしたグループと基準値に入らないグループを比較しました。すると基準値に入らないグループのほうが長生きしたのです。人間側の都合で悪性と言っているだけではなかろうか。

そこで「悪性腫瘍(ガン)とは何か?」 この問いの解答を見つけるために「ガン細胞の意見、言い分」に耳を傾けてみようと思いました。(笑)

島袋隆先生 講演会
ガン細胞の言い分


結論を先に言いますと、「ガンは敵に非ず」ということです。敵ではないので、過度に恐れたり、怖がったり、悲観する必要はありません。これからその理
由を述べます。

ガンはかなりの年月を経て発症する慢性病です。様々な肉体的・精神的ストレスを受けて自律神経が緊張し低体温・低酸素という環境がつくられ、体が酸化に傾きます。この体内環境は通常の細胞形態では生きにくいものです。しかしそれでも細胞たちはご主人さま(患者さん)のために生きることを諦めません。生命活動に必要なエネルギー産生にとっては劣悪な環境下(低体温・低酸素=酸化状態)でもしぶとく生息する。生息可能な細胞に変性してでも生きることを止めない。それがガン細胞なのです。だからガンは敵に非ず、自己犠牲的にシンドイ労働環境でも頑張ってる細胞なのです。

島袋隆先生 講演会
川の下流にできたガンだけ取り除いても、中流(低体温・低酸素=酸化状態) 上流(肉体的・精神的ストレス)がそのままなら・・・


ガンができるこの一連の因果関係を川の流れに例えるなら、上流に【肉体的・精神的ストレス】があり、中流で【低体温・低酸素=酸化状態】ができ、下流
で【ガン】となる。ガン自体は決して上流にあるわけではないのです。ということは、下流だけ手当てしても上流や中流が変わらなければ、また下流に同じことが生じます。

下流だけ変えようとしているから成績が上がらない。下流に発生したガンを取り除こうとする手術、抗ガン剤、放射線はガンを治すのではなく、ガン細胞の数を一時的に減らす療法です。数を減らしても上流、中流を改善しないと、ガン細胞でなくては生きられない環境のままだということです。

上流や中流を変えるとは、すなわち【ストレスの軽減】と【抗酸化】ということになります。

中流の酸化というのは“サビ”ていくことです。体のある部分が低体温、低酸素になり酸化に傾いていくと、ガン細胞でしか生きられない。ここでちょっと難しい用語を使いますが、酸性とは電子が少ない状態です。活性酸素という言葉を耳にしたことがあると思いますが、活性酸素はとても不安定で電子を奪って安定しようという性質が強い物質です。活性酸素が多過ぎると何が悪いかといえば、電子が少ない状態を作ってしまうことです。ですから日常では食事で酸化しやすい食品を減らしたり、電子を供給してくれる還元作用を持つ栄養素の豊富な食品を摂ると体にいいわけです。今日ご来場の方の中には、抗酸化サプリメントを利用されている方もいらっしゃるでしょう。(島袋先生は堀口裕先生の還元電子治療も導入されています。参照→「堀口裕先生 講演」)

ストレスはすべてが悪ではなく、適度な刺激として必要なものもあります。しかしガン発症のきっかけとなった肉体的、精神的ストレスに加えて、ガン治療にまつわる【おびえ・恐れ】や【荒さ】というストレスは患者さんにとって大きな負担です。それらを軽減しなければなりません。

ガンに対する漠然とした恐れについては、先ほど述べましたように「ガンは川の下流にあって、しかも敵ではない」という認識で軽減できると思います。さらに生きること、死ぬことに対する考え…哲学、人生観、死生観、宗教観、宇宙観…をご本人が勉強し意識することが重要です。人は誰でもいずれは死ぬのですから、死ぬことをちゃんと意識できなければ生のバランスが乱れてしまう。もし死ぬことを封印したままならば自然の理に逆らうわけですから、ガンとの向き合い方に歪みや偏りが生じてストレスになってしまいます。生きること、死ぬことに対する考え方が持てると、上流のストレスはすごく軽くなります。今日の講演会を主催してくださった「ガンの患者会 ASUKA」さんが主テーマにしている【意識の変容】とはこのことです。

医療側が患者さんに無意識に投げかけているストレス(言葉や態度)については、関係者は大いに改善しなければなりません。個人的には余命については訊かなくてもいいと思います。もし訊きたいのであれば、死を意識できている医者に訊いて下さい。死生観を持っていない医者では余命告知をしてもフォローができません。死生観を持っていない医者だったら訊かないほうがいいのです。

人間は上流、中流がきれいになって、ガン細胞を免疫が認識してくれれば十分なガン対策ができます。ガン治療は恐れのイメージではなく、温かみを伴ったイメージで臨むのがいいと思います。怖がるのではなく、たっぷりの愛情を持ってガンに接する。ワクワクしながら笑って治療を施す。私は患者さんのガンは治せませんが、患者さんがガンに囚われているのを直すことはできると思っています。

このようなことを考え意識しながら、日々診療に臨んでいます。これで私のお話はおしまいです。ありがとうございました。

島袋隆先生 講演会島袋隆先生 講演会

島袋隆先生 講演会島袋隆先生 講演会



【編集長感想】

島袋先生のお話は、患者さんやご家族がガンと向き合うにあたっての基本的スタンスづくりに役立つと思います。患者も医師も死生観を持つことで、過剰な「死への恐怖、生への執着」という【不自然な不安】が落ち着く。すると、ガン治しも、自分の人生を生き切ることも、ほどよい力加減でできそうです。



*講演当時、島袋隆先生は十条リハビリテーション病院に勤務されていましたが、2012年10月より「ハズしまぶくろクリニック(大阪府茨木市)」院長に就任されています。




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