
狙いを定めてガン退治!
インフルエンザを予防するためのワクチンは、あらかじめ今年流行しそうなインフルエンザウイルスのタイプを想定して、微量にウイルス(抗原)を接種することで、免疫反応(獲得免疫)による抗体を体内で作成し、実際にインフルエンザウィルスの本体が侵入してきた時に、間髪入れずやっつけることで病状を軽微にします。
この免疫の仕組みを、ガンに応用したのがワクチン療法です。ガンの目印となる(ガン抗原)をワクチン化して接種すると、体内でガンの特性を頭に叩き込んだリンパ球(CTL:細胞障害性T細胞)が、ガンを攻撃しだします。
ガンのワクチン療法には、患者さん自身のガン組織からワクチンを作る「腫瘍抗原がんワクチン療法(自家ワクチン)」と、人工的にターゲットとなるがん抗原を合成する「ペプチドワクチン療法」があります。
腫瘍抗原ガンワクチン療法(自家ワクチン)では、患者さんから採取した(手術の際など)ガン組織が必要です。一方、ペプチドワクチン療法は、数百あるガン特有のペプチドを人工的に作って樹状細胞に知らせると、CTLがその情報をもとに狙い撃ちするという仕組みです。
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