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困った時の様々なガン療法

遺伝子療法

「NHKスペシャル シリーズ人体Ⅱ 遺伝子」より

番組を観て思うところ
第1集 あなたの中の宝物“トレジャーDNA”(2019年5月5日)
第1集 “DNAスイッチ”が運命を変える(2019年5月12日)
「NHKスペシャル シリーズ人体Ⅱ 遺伝子」が放送されました。

第1集 あなたの中の宝物“トレジャーDNA”(2019年5月5日)
第1集 “DNAスイッチ”が運命を変える(2019年5月12日)

(NHKスペシャル シリーズ人体Ⅱのサイトはこちら!)


ガンの辞典的に、内容の一部を紹介します。


【あなたの中の宝物“トレジャーDNA”】

人体を構成する約40兆個(以前は60兆個と見積もられていましたが)の細胞すべてにDNAがあり、そのDNAうち2%が遺伝子(人体の設計図)と呼ばれています。残りの98%はゴミ(ジャンク)扱いされてきましたが、解読技術の急速な進歩によって、「病気から体を守る特殊なDNA」「姿形、個性や体質、才能を決める情報」などが解明され始めています。また、98%のDNAには遺伝子を制御するコントローラーの働きもあり、作る物質の量やタイミングをコントロールする役割があります。ジャンクと思われてきた98%にお宝が隠れていた!ということで、「トレジャーDNA」と名前が付け変えられました。


トレジャーDNA
全DNAの2%が

トレジャーDNA
人体の設計図

トレジャーDNA
残りの98%はゴミ?

トレジャーDNA
姿形、個性、才能にも関与している

トレジャーDNA
98%のなかにはタバコから肺を守るDNAも

トレジャーDNA
タバコ吸ってても健康長寿の人、いますよね

トレジャーDNA
コーヒーは健康によいのか? 心臓に負担になるのか?


○○が健康によい!というのも、それに応じる物質や働きしだい。つまり、その人のDNAが効果の差を担っているのですね。

トレジャーDNA
98%のDNAには遺伝子を制御するコントローラーの働きがある!

トレジャーDNA
生まれた後の環境の影響でコントロールに変化が・・・


人類の最近の進化のほとんどは、DNAの98%に生じた突然変異によってもたらされているそうです。私たちは、受精時に父と母からDNAを受け継ぐが、その際平均70個の突然変異が生じている。これは種が生き残るための多様性として、必然的に起きているのかもしれないとのことでした。


トレジャーDNA
オクスフォード大 スティーブン・フレンド教授
「私たちは今まで病気の原因となる遺伝子の変異ばかり探していました。病気にならない人が病気にならない理由をもっと研究すべきです」





【“DNAスイッチ”が運命を変える】


DNAスイッチの“ON””OFF”切り替えで、遺伝子の働きが変わります。(スイッチの数は2万個以上)体質、能力、病気・・・DNAスイッチは、生まれる前に切り替わるもの、生まれた後に切り替わるもの、なかにはOFFのままがよいもの・・・生まれながらにすべてが決定されているのではなく、生まれた後にDNAスイッチが切り替わることで、私たちは“環境適応”していることがわかってきました。(エピジェネティクス=後成遺伝学)

全く同じDNAを持つ一卵性双生児の研究で、生まれもったDNAが原因で発症するガンは8%。残りの92%は、これまで育った環境や生活習慣が原因と大まかに考えられていました。


DNAスイッチ


DNAスイッチ


スティーブ・ベイリー 215人の患者のDNAを調べると、全員がガン抑制遺伝子を持っていたが、6割以上の患者がOFFになっていました。DNAメチル化酵素が遺伝子にくっついて、ガン抑制遺伝子を作る設計図を読み取れなくしているのです。

DNAスイッチ


DNAスイッチ
ONならガン抑制遺伝子のコピーができる

DNAスイッチ
OFFだとくちゃくちゃで読み取れない


同教授は、DNAメチル化酵素阻害剤を用いて末期肺ガン患者に臨床試験をしています。45名の3割に効果が出ています。DNAメチル化酵素の発現率は、食事や運動で切り替わることがあるようですが、どんな食事や運動をどのくらいすればよいかまでは現在のところ特定できていません。

DNAスイッチ
なかには余命数ヶ月の患者さんのガンが8ヶ月で消失した例も

DNAスイッチ
ただし、食事や運動の種類、量などの特定はできていない



340日間宇宙ステーションに滞在したスコット・ケリーさんは、滞在中に自身の血液を採取しました。そのサンプルを宇宙に滞在する前と後、さらに一卵性双生児の兄(同期間地球で生活)の血液と比較し、DNAスイッチの変化を調べました。するとスコットさんのDNAスイッチは、DNA損傷修復遺伝子や骨作成物質遺伝子がONになるなど、9000以上変化していました。

DNAスイッチ



DNAスイッチ


DNAスイッチ



人体の生き延びるための環境適応のなんというすごさ。その適応力は世代を超えてという長いスパンではなく、1人の人間の一生のうちでも劇的に変化することを示しています。


DNAスイッチ




【編集長感想】

お手伝いしているガン患者会の勉強会やセミナー、テキストで、「細胞は環境によってその振る舞いを変える」ことを伝えてきました。細胞が振る舞いを変えるのは、遺伝子が変異するからであって、当番組はそのことをとてもわかりやすく制作していたと思います。とくにDNAや遺伝子のCG映像が素晴らしく、理解しやすかったです。

DNAスイッチが切り替わるのは、物理的な影響だけはないようです。筑波大学での研究(宗像恒次 SAT療法)では、心の変化がガン抑制遺伝子の発現率を上昇させることが報告されています。宗像先生は、ガン抑制遺伝子を「愛の遺伝子」と呼んでいます。
(宗像先生との対談記事はこちら!)



【その他関連書籍】


『遺伝子は、変えられる』
シャロン・モアレム ダイヤモンド社





『思考のすごい力』
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