
1960年代にドイツで開発された。ヨーロッパなかでもドイツ、イタリアで盛んに行われ、ドイツのオゾン療法施設は1万以上と云われている。日本ではまだ10施設ほど。(2008年春) 英国のエリザベス女王1世がアンチエイジング(老化防止)にオゾン療法を受けていたのは有名な話。(2003年に享年101歳で逝去)
ドイツで伝統的な医学であったオゾン療法は、ヘンスラー医師がオゾンと酸素を混合させる器具を開発したことで、広く普及するようになった。
代表的なオゾン療法は、自家血液療法と呼ばれ、静脈から抜き取った自分の血液をオゾンガスと接触させ、再び体内に戻す方法である。オゾンと血液を反応させると、赤血球が改善され酸素分圧が上がる。いわば酸素リッチな血液になる。また、サイトカイン産生を高めて免疫を活性させる働きがある。
自家血液療法以外には、オゾン皮下注射、オゾンガス腸管注入、オゾン化オイル、オゾンガス浴療法などがある。オゾン皮下注射は、痛みの軽減にも用いられる。オゾンには、痛みの増強や発熱・炎症反応などに関与するプロスタグランジンの生産を抑える作用が認められている。
オゾン療法の主な効用
①感染症
オゾンは殺菌力が強い。ヘルペス、帯状疱疹などの痛み軽減にも効果的。
②循環障害(血行改善作用)
動脈循環障害、静脈瘤。
③免疫細胞活性化作用
ガン細胞を抑制、抗ガン剤及び放射線療法の副作用軽減。
④消炎鎮痛作用
リウマチ、関節炎など。
⑤脳循環改善、脳細胞代謝促進作用
老化に伴う脳梗塞、認知症、物忘れに有効。
⑥創傷治癒促進作用
褥創(床ずれ)、難治性皮膚潰瘍、感染性皮膚炎、火傷など。
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